- 就活したところで、しょぼい会社で、しょぼい仕事をして、しょぼい人生を送るんじゃないのか?
- 一発逆転の起業くらいしか方法がないのではないか?
- 凡人の自分が起業したところで成功する自信なんてない
- 会社員として人生逆転する方法があるなら知りたい。
って思っていませんか?
大学中退後の就職はハードル高そう。
消去法で一発逆転の起業しかないか…。
この考え方は絶対に辞めた方が良いです。
はじめまして、ヨーショウと言います。
私も大学中退者です。
さて、いきなりですが質問です。
もしも「年収400万スタートでいずれは年収1000万も到達可能」だった場合、ぶっちゃけどちらを選択しますか?
- 選択①だったら就職したい
- 選択②それでも起業したい
私は絶対に「選択①だったら就職したい」です。
もし、ちょっとでも同じように思うのであれば、この記事は読む価値があると思います。
大丈夫です。
大学中退後の人生をなんとかするために、博打的な起業などする必要ないですよ。
この記事の結論
- 大学中退後の人生をどうにかするために、無理に一発逆転の博打を打つ必要など無い
- 大学中退者が全力回避すべきは「詐欺」と「就職からの逃避」
- 会社員として着実にキャリアを積み上げることで人生逆転は可能
大学中退したから起業する?本当に?【凡人が中退後に人生逆転できた話】
改めまして、ヨーショウです。
簡単に自己紹介させていただきます。
私は今から20数年前に大学を中退しました。今は外資系IT企業に所属するITエンジニアです。
今でこそ年収1,000万円以上を得てそれなりの人生になりましたが、20代前半は中退後の人生をどうやって生きればいいのかが分からず、失敗を繰り返し人生遠回りしまくりました。
大学中退後の人生がどうなったか?
それをはかるモノサシは収入だけではありません。が、少なくとも収入は大卒者と並びそして超えることができました。
エンジニアになり人生逆転した例です。参考までに
✅21歳 年収170万
大学中退バイトエンジニア✅25歳 年収400万
派遣エンジニア✅30歳 年収600万
ITベンチャー✅35歳 年収800万
ITベンチャー管理職✅40歳 年収1100万
外資系IT管理職#駆け出しエンジニア— ヨーショウ@中退からの人生逆転 (@engineer_yosho) January 3, 2020
私も大学中退後に「起業」を思い浮かべた1人です。そもそも「起業したい」というこころざしが無いのにも関わらずです。
なぜ、私が大学中退後の起業を考えたか改めて整理してみた
そもそも、私は「起業したい」タイプではないです。全く。
それでも、一度は大学中退後に起業して人生逆転したいと考えていました。
結局、ろくに行動も出来ずにその考えを捨て去るのですが、なぜ、起業を考えたかを整理してみました。
大学中退した私がなぜ起業を考えたのか?
大学中退しても人生を何とかしたかったから
なぜ、中退後に起業を一瞬でも考えたか?
それは中退しても人生を何とかしたかったからです。当時の私は20歳。まだまだ人生何も諦めたくない。
この「何とかしたい」という気持ちは凄く大切。ただ、当時の私は情報弱者で、そこが大きな問題でした。
大学中退後に人生逆転するには「博打的な起業くらいしかないのでは?」と思い込みました。
20数年前はネットが一般家庭に普及し始めた頃。Googleは存在せず、SNSという概念もなく、やれることYahooでホームページを検索するくらいという、単純に情報を集めるのが難しい時代。当時の私は、情報が取れないという意味で、情報弱者でした。
しかし、情報弱者はいつの時代も養分候補です。
現代は、Twitterがあり、Youtubeがあり、ブログがあり、手元にはスマホがある。しかし、この溢れる情報の中から、正しい情報、自分にとって意味のある情報を選別するのが難しい時代。現代は情報が多すぎるという意味での情報弱者が生まれやすい時代です。
「大学中退後の人生の生き方」というのは、現代でも正しい情報を集めにくいテーマで、大学中退後の人生を難しくする要因の1つです。
大学中退後の就職に失敗したから
当時の私は、就職のやり方が分かってなかったので、大学中退後の就職で失敗しました。
就職雑誌を買ってきて電話したりメールを送ったりしましたが、拾ってくれる会社は無かったし、転職エージェントにも登録しましたが、全く相手にされません。
だから「大学中退後に就職するってそもそも難しすぎ、この方向性で行っても無理だ」って思い込みました。
実際には、大学中退者にも就職する事は可能です。
ただ、その当時は情報もなく就職する方法が分かりませんでした。
もし、就職までの道筋が見えていれば、その気もない起業なんて考えていなかったです。確実に。
大学中退後に会社員として人生逆転できるイメージが全く無かったから
就職は失敗に終わるのですが、仮に就職できたとしても、しょぼい会社で、しょぼい仕事をして、しょぼい人生になるんじゃないか?という思いがありました。
まず、私の身近な人の中に、大学中退という経歴を持つ人が一人もいませんでした。これは多くの人が同じ状況だと思います。
一般的に世の中を見渡しても「大学中退後に人生逆転」のイメージは無く、人生の負け組感が漂います。
だから、起業して一発逆転するしかない、って思考になりやすいんです。
もし、身近に大学中退後に、会社員として成功したモデルケースがあったのであれば、私は間違いなくそのモデルケースを参考にしたと思います。
同級生や周りの人々、そして自分への強がり
まさに、若気の至りです。
「え?中退したの?マジで?何で?えー、マジ?」って、大学の同級生とかバイト先の人々に聞かれます。
経済的な理由だとは言う事ができず、「いや、大学って意味なくね?起業とか考えてるから辞めた」的な事を言っていました。
100%強がりです。
今考えると本当に薄っぺらいなと感じます・・・。
「大学中退後に起業」を考えた時に全力回避すべき2つの事
実際には何も出来ません。
起業というこころざしは無いけど、人生逆転するために無理に起業するしかないのか・・・程度の考えでは。
気を悪くしないで下さい。
これは私の話です。
そういう意味では、何か大きな失敗をする事は無いのですが、この2つだけは全力回避してください。
どちらも捕まるとヤバいです。
詐欺まがいのビジネスの話
詐欺まがいの怪しいビジネスはマジで全力回避です。
ちなみに、私にも怪しい詐欺まがいのビジネスの話は舞い込んできました。
どこからどう伝わったか分かりませんが、浅いつながりの知人から「大学中退して起業するだって?だったら情報交換しない?」って感じで突然やってきました。
こういうときは危ないです。
- 自分にもチャンスが回ってきたか?
- 実は、こういうビジネスの話は世の中に結構あるんじゃないのか?
- 若くして成功するのは、躊躇せずに行動できる人だけじゃないのか?
そう思わせるような、一見、怪しくなさそうな良い感じで話が舞い込みます。
「これから起業するつもり」なんていう大学中退者なんて、怪しいビジネスの格好の的ですからね。
社会人経験が無く、大学中退後の人生をどうしたらいいのか頼れる人もいない状態って、最強の「情報弱者」ですからね。最強って表現はおかしいかもしれませんが。
実際、私はセミナーや説明会に誘われて行った事が、何度かあります。結果としてお金を奪われるような事は回避できたのですが、何か状況がちょっとでも違っていたら、どうなっていたか分かりません。
その話を持ってきた相手との元々の関係性をちゃんと考えた方がいい、というのがこの時に学んだ教訓です。
かすった程度の浅い知り合いから「良い話があるんだけど」って・・・普通に考えたら怪しすぎますからね。
就職から逃避してフリーターで時間を消費する事
就職から逃避して、大学中退後の時間を無駄にしてしまう・・・・これも回避しなくてはなりません。
後で解説しますが、大学中退後の就職をどうにかしようと思った場合、空白期間は極力少なくすべきだからです。
私の話に戻りますが、単なる強がりから周囲には「大学中退し事業を興すつもり」という話をしていました。
でも結果としては「今は起業の準備期間中だから。就職はしない。」って自分自身をもごまかして、ただただ居酒屋のアルバイトで日銭を稼いでいただけでした。
私の起業の話は、
それで終わりです。
自分から何も行動を起こしていないのだから、起業でも何でも無い。本当に薄っぺらい話です。
結局は、本気でやる気もない「大学中退して起業する」っていう理由をつけて、大学中退後の就職から逃げて、ただただフリーターで日々を消費していただけ。
私は、大学中退前後の数ヶ月を、無駄に消費していました。
ただでさえ不利な中退後の就職を、さらに不利にするような行動をしていただけでした。
大学中退者なりの戦い方で人生逆転可能
一発逆転の博打的な起業なんて
する必要ないですよ。
会社員として着実にキャリアを積むことで人生逆転可能です。
それでも、大学中退者なりのやり方で、コツコツ詰み上げることで、人生は逆転可能だと分かりました。
少なくとも、一発逆転的に起業を考えるよりも、ずっと可能性は高いです。博打に人生掛けちゃだめですよ。
ただし、無策で戦おうとしてもちょっと難しいです。大学中退者の就職率は34%と低いですから。
大学中退者がその後の人生を攻略するポイントはいくつもあります。ここではその一部をご紹介いたします。
中退経験の無い人の言葉を鵜呑みにしない
大学を中退すると、親身になりアドバイスをくれる人がいます。その気持ちは、大分ありがたいです。
しかし、非常に冷酷な現実なのですが、大学中退経験の無い人のアドバイスは、ほぼ的外れなんです。
私は親族や近しい友人から、このような事をアドバイスされました。
- とりあえずハローワークに行け
- 何でもいいから定職につかないとダメだ
- 今度は何があっても辞めずに続けろ
でも、今になって考えると、どれも的外れです。
なぜ、そんな事になってしまうのか?
答えは簡単で、身近にいる親族・友人に、大学中退経験者がいなかったからです。
中退後にフリーターになるのは悪手
多くの中退者が陥りガチなんですが、大学中退後にとりあえずフリーターになる、というのは実は悪手。やってはいけない選択です。
- 無職よりマシなのでは?
- 当面はバイトでも食ってはいけるから大丈夫
- 中退後の進路を考える時間が欲しい
って思うかもしれませんが、採用する企業側の目線で考えると良く分かります。
例えば、1年くらいフリーターをやったとしましょうか。
大学中退 + 1年の空白期間あり
という、負の2コンボの出来上がりです。
大学中退者に限らず「空白期間」というのは就職・転職市場において非常にマイナスです。
それはそうかもしれませんが、企業側から見れば、そのアルバイト期間で相当なスキルを積んだとかで無い限りは「空白期間」としてみなされてしまいます。
ベストは在学中に就職先を決めてしまう事。そこまでやれなかったとしても、今すぐ就職活動をして、空白期間をなるべく短くするべきです。
大学中退後の就職は支援サービスをフル活用して乗り越える
就職活動を始めようって思ったとします。
しかし、大学中退後の就職を自力でどうにかしようとしてもハードルは高いんです。
大学中退しているので、新卒の就活にエントリーする事はできません。転職エージェントに登録する事は出来ますが、転職市場は経験者・即戦力が求められます。社会人経験ゼロだとなかなか勝ち目は無いです。
ハローワークも条件によってはありですが、もっと選択肢を広げて考えてみてください。
こちらの記事では、大学中退者が利用すべき、就職支援サービスについて解説しています。
大学中退経験者が就職エージェントのすべてを徹底解説【就職成功への全12のポイント】
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もちろん、全て無料のサービスのみを比較しています。
大学中退がハンデになりにくい職業の条件を知る
大学中退という事実がハンデになってしまう職業を選ぶと、その後の社会人人生40年、ずーっと中退の烙印を背負って生きる事になります。
ですので、大学中退がハンデになりにくい職業を選ぶ必要があります。
因みに、ITエンジニアは、中退がハンデになりにくい最たる職業です。
私もはITエンジニアという職業を選択したので、その後の人生をどうにかする事ができました。
コンピューターを使った仕事、座ってやる仕事、が絶対に嫌だ、という事でない限り、ITエンジニアという仕事はおすすめしたいです。
転職を前提としたキャリア設計を行う事で逆転可能
就職支援サービスを有効活用すれば、大学中退でも就職する事は出来ます。
しかし、最初の1社目から理想とするような企業に入る事、言い換えれば、大卒者に人気の有名企業に入る事は難しいです。
もし、大学中退後も収入面・キャリア面で何も諦めたくない場合、最初の一社に生涯勤め上げるのではなく、転職しながらキャリアアップしていく必要があります。
もし、「転職=悪」、「転職=負け組」的なイメージをもっているとしたら、今後10年くらいでそのイメージは変わっていきます。
大手企業ですらも、終身雇用を保証しないと言いはじめています。となると、大卒で大企業に入った人であっても、転職を前提としたキャリア設計が必要になる。今後の時代はそうなります。
つまり、転職を前提としたキャリア設計は、今後の世の中の風向きとも一致しています。
因みにですが、私もここまで来るのに転職を有効活用してキャリアアップしてきました。
大学を中退した有名起業家4名を紹介【おまけ】
最後に大学中退という経歴を持つ有名起業家を4名紹介します。
私ががITエンジニアなので、IT業界の起業家ばかりになってしまいましたが、有名な方々なので知っている人もいるかと思います。
堀江貴文(ライブドア)
堀江貴文氏は、東京大学在学中にオン・ザ・エッジ(後のライブドア)を創業。その後の説明についてはもはや不要だと思います。
ビル・ゲイツ(マイクロソフト)
ビル・ゲイツ氏は言わずと知れたマイクロソフト社の創業者です。ハーバード大学在籍中に、マイクロソフトの前身となる事業を始めています。
ラリー・エリソン(オラクル)
ラリー・エリソン氏は、エンジニア界隈では超有名、オラクル社の創業者です。因みに、世界の大富豪のトップになった事もあるビル・ゲイツ氏に並ぶIT業界の巨人です。
マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)
この記事を読まれているあなたにとっては、マーク・ザッカーバーグ氏が一番身近でしょうか。ハーバード大学在籍中にフェイズブックを立ち上げ、インスタグラムも傘下に収めていますね。
大学中退して成功した起業家の共通点
この記事では4名しか紹介していませんが、大学中退という経歴を持つ起業家は日本にも世界にも多く存在しています。
この記事でお伝えしたいのは、彼らの詳細な経歴ではなく、大学中退して成功した起業家の共通点です。
それは、大学在学中に起業したって事です。
大学中退したから、消去法で起業
ではなく、
在学中に起業し、(おそらく)事業に注力するために大学中退
なんです。
もちろん例外はありますけど、少なくとも「消去法」で起業を選択して成功した人はいないはずです。
まとめ:大学中退したから起業する?本当に?【凡人が中退後に人生逆転できた話】
この記事もそろそろ終わりとなります。
さて、ここでもう一度、お聞きします。
もしも「年収400万スタートでいずれは年収1000万も到達可能」だった場合、ぶっちゃけどちらを選択しますか?
- 選択①だったら就職したい
- 選択②それでも起業したい
それでも起業する理由はありますか?
ぶっちゃけ、選択①「だったら就職したい」なのではないでしょうか?
この記事は「年収400万スタートでいずれは年収1000万も到達可能な企業」をご紹介する話でもなんでもないのです。
でも、大学中退しても会社員として、大卒者と同等かそれ以上のキャリアを歩めるならそれが良いって思っていますよね?
一発逆転の博打的な起業なんてする必要ないですよ。会社員として着実にキャリアを積むことで人生逆転可能です。
まずは、最初の就職をどう乗り越えるかです。
今が、大学中退後の人生の分岐点に立っています。
こちらの記事では、大学中退後の就職のヒントを解説していますので10分投資して読んでみて下さい。間違いなく10分以上の価値はあると思いますよ。
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大学中退経験者が就職エージェントのすべてを徹底解説【就職成功への全12のポイント】
続きを見る
» 大学中退経験者が就職エージェントのすべてを徹底解説【就職成功への全12のポイント】
この記事の結論
- 大学中退後の人生をどうにかするために、無理に一発逆転の博打を打つ必要など無い
- 大学中退者が全力回避すべきは「詐欺」と「就職からの逃避」
- 会社員として着実にキャリアを積み上げることで人生逆転は可能
今日はここまでとなります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。