大学中退

【多数の例文付き】大学中退の理由の伝え方で失敗したくなけば・・・知っておくべき4つのポイント

2024年1月16日

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  • 大学中退の理由を説明するときの例文を教えて
  • 他の人がどんな理由で中退しているか知りたい

 

って思っていませんか?

私も大学中退者なので、その悩みよく理解できます。

 

 

はじめまして、ヨーショウといいます。

略歴 プロフィール

大学を3年で中退。現在は会社員として年収は1,000万円以上。悪くない人生に。大学退学後の就職・その後4回の転職で50回以上面接を経験

 

 

この記事では「大学中退の理由の伝え方」というテーマで以下の内容を解説いたします。

 

この記事の内容

 

 

この記事を読み終えると、大学中退の理由に関する不安が減り、大学中退後の就職活動の成功率が格段にアップしますよ。

面接で大学中退の理由は聞かれるのか?

 

はい、まちがいなく聞かれます。

 

でも不安になることはないです。

この記事では以下の3つのコンテンツで、これから就職面接を控える大学を中退したあなたをサポートします。

 

 

 

くり返しですが私も大学中退していて、就職の面接は少なく見積もって50回以上は経験。

 

その中で何度も何度も、大学中退の理由を答えてきましたが、ぶっちゃけどうにかなりますよ。

大学中退の理由ごとの説明の例文

 

大学中退の理由の説明の例文をお伝えします。

 

もちろんですが、大学中退の説明は、大学中退の理由ごとに違います。

 

ここでは、大学中退の理由ランキングの上位の理由(以下の5つ)について、説明の例文を掲載いたします。

 

 

 

経済的困窮

経済的理由の場合は、採用企業側も「致し方ない」と判断し、中退理由の中ではネガティブに捉えられにくいです。

 

シンプルに伝えるで問題ありません。

 

ちなみに、私の大学中退の理由はまさに、この経済的理由でした。

 

中退理由の例文

経済的理由から大学を中退いたしました。

家族・親族とも続けていくことも含めて協議しましたが、最終的には家計を助けることを優先し中退を選択しました。

 

私は毎回この説明のみです。

なぜ、経済的に問題になったのかとか、具体的にどういう状況なのなかど、それ以上のことを聞かれたことはありません

 

ただし「中退以外の選択は考えなかったのか?」という質問を受けたことがあるので、「続けることも含めて協議した」という説明を加えるようにしています。

 

 

学生生活不適応や修学意欲低下

「学生生活不適応や就学意欲低下」は、コロナが広まった2020年以降に増えた中退理由です。

 

オンライン授業が中心の大学生活が、思い描いていたキャンパスライフと違った。学生や教授との交流が薄くなり就学意欲がわかないという人も少なくないかと思います。

 

中退理由の例文

大学入学がコロナが広まった時期と重なり、オンラインでの授業が中心で教授や同級生の関わりも浅く、期待していた大学生生活と大きく違いました。

コロナが長引く中で、このまま大学生活を続ける事にモチベーションを保つことができなくなり、中退する道を選びました。

 

中退理由の例文

大学受験で第一志望に落ち、滑り止めだった大学に入学しました。しかし、第一志望ではない事もあり、学習する意味を見出すことができず、大学を続ける事に疑問をもつようになりました。

今考えれば浪人してでも第一志望を目指すべきでしたが、その時に深く考えずに滑り止めに入学した事が間違いでした。同じ過ちを繰り返したくなく、大学を続けるべきかを深く考えた上で、中退する決断をいたしました。

 

 

学力不振

簡単言うと「単位を落として留年したから中退することになった。」というケースかと思います。

 

企業側からするとややネガティブに捉えられる可能性があるので、大学時代に勉強以外でやったことを強調することが大事です。

 

中退理由の例文

大学時代、ボランティア活動に熱中するあまり、単位を落としてしまいました。

単位を落とすまで熱中した事は大きな反省点ですが、自分には興味を持ったことに寝食忘れて取り組める特性があることを再確認でき、仕事においてはこの特性を発揮して貢献したいと考えています。

 

中退理由の例文

大学時代、アルバイトに熱中するあまり、単位を落としてしまいました。

単位を落とすまで熱中した事は大きな反省点ですが、アルバイトを通して働くことに生きがいを感じれました。就職してから改めてこの意欲をもって仕事に取り組みたいという強い思いがあります。

 

ボランティア活動やアルバイトだけでなく、趣味やサークル活動でもいいと思います。

とにかく、学業以外のことを前向きにアピールしていくことが良いです。

 

 

また、留年したから中退した場合、経済的な理由という観点で考えることもできます。

 

なぜなら、留年したとしても中退せずに卒業する人はたくさんいるんですから。

 

留年したとしても大学は卒業した方が当然によいに決まっている。でも、4年で卒業するよりも余計に学費や生活費が掛かるので、経済的に負担が増える。

 

そこで、

留年する程度の学習意欲

余計にかかる学費や生活

を天秤にかけて、経済面を優先して考えて中退を選択したわけですからね。

 

この場合、中退の理由としては、どちらで説明してもいいと思います。

 

 

心神耗弱や疾患

メンタルに関する病気や症状が理由のケースです。

 

このケースはネガティブに受け止められる可能性が高いです。なので、特にしっかりと考えて説明すべきです。

 

病気が完治している場合、メンタル面に関して「良好」であると言って差し支えありません。また、過去の病歴についても、申告の義務はありません。

 

ですので、私個人的には、「学力不振」や「学生生活不適応や修学意欲低下」置き換えて説明できる方がよいと考えます。

 

  • メンタル的な問題から、学業に専念できなくなり、単位を落としてしまった。
    → 学力不振として伝える
  • メンタル面の問題から、学業に専念するどころではなく、大学に通い続けるモチベーションが保てなかった。
    → 修学意欲低下として伝える

 

逆に、精神疾患が完治していないのであれば、就職活動よりも完治を優先すべきかと考えます。

 

 

病気やケガ

病気やケガで中退した場合、事実をストレートに伝えるべきです。

 

そして「現在はその病気やケガが完治しており、仕事をする上では一切の問題がない」という点もしっかりをアピールすべきです。

 

中退理由の例文

大学2年生の夏に交通事故に合い、大けがをして数か月の入院が必要となりました。また、退院後も完治に向けてリハビリに専念するた必要があったため、断腸の思いで大学は諦めました。その甲斐もありけがは完治して、仕事をするにあたり全く問題ない状況になりました。

 

大学中退理由の伝え方4つのコツ【超重要!採用担当のホンネを教えます】

 

最初に結論を言います。

 

採用担当者のホンネを知り、
そこに刺さることが超重要。

 

これができれば大学中退後の就職はどうにでもなりますが、多くの中退者がこのポイントをハズしてしまっています。

 

加えて、多くの人が「大学中退の理由そのもの」に囚われがちですが、実は中退理由で不合格にはなりえません

 

力を入れるべきは、そこではありません。

 

 

大学中退理由の伝え方4つのコツ

 

 

大学中退の理由で不合格になりえないと知る

 

中退理由で不合格になったらどうしよう。

 

就職活動をはじめると最初にぶつかる不安ですよね。まずは、この不安を取り除いちゃいましょう。

 

結論は、冒頭でも伝えたとおりで、中退理由そのもので不合格になることはありえません

 

この事実を知り、無駄に不安を感じることなく就職活動を進めてください。

 

理由は大きく2つあります。

 

そもそも大学中退理由を重要視してないから

不合格になりえない理由その1。

それは、そもそも中退理由を重要視していないからです。

 

なぜなら、ぶっちゃけその中退理由が本当かどうかなんて分からないから。そして、真実を確認することなんてできないから。

 

だから、そんな不確実な要素で、合否を判断することなんてありえない、ということです。

 

実際に、私は大学中退後の就職や転職で50回以上面接を受けてきましたが、中退理由で不合格になったことは一度もありません。

 

 

中退理由で不採用にしてたら中退者採用なんてできないから

理由その2。

中退者である私たちが選考を進められている時点で、その企業は中退者採用を行っているわけです。

 

後ほど詳しく解説しますが、中退者を採用する企業は採用に死ぬほど苦労しています。だから中退者から採用しないといけない状況です。

 

結構いい感じの候補者だったけど、中退理由が○○だから不合格にする?

 

いえいえ、そんなことしていたら、そもそも中退者採用なんてできませんから。

 

中退者採用をしている企業が見ているポイントはそこではないです。

 

この後、採用担当のホンネや大学中退者のどこを見ているのかについて解説します。

 

注意ポイント

もちろん、「理由とか特にないです」とか「何となく辞めました」とか、採用の場でふさわしくない回答は問題外ですよ。それは大学中退理由で不採用です。

 

 

相手も必死だと知る

次に「相手も必死」だと知ってください。

 

大学を中退すると「中退者」という事実に、後ろめたさを感じてしまうものです。

 

そして、

  • 中退者で申し訳ないと自信を無くす
  • 面接をしてくれるだけでありがたいと恐縮する
  • 何とか合格にしてくれないかと、必要以上にへりくだってしまう

って、なりがちですよね。

 

残念ながら、そのような思い込みや言動は、就職活動、特に面接においてマイナスに働いてしまいます。

 

だけど、大学中退に後ろめたさなんて感じる必要なんてありません。

 

理由はとても簡単です。

  • 企業側も大卒者に相手にされてない
  • 採用に絶望的に苦労している
  • 相手も必死
  • だから立場は対等

だからです。

 

って、言葉を選ばすに言い放ちましたが、これは精神論ではなくて事実です。

 

そもそも、なぜ、その企業は中退者であるあなたを選考しているのか?

 

ズバリ、その企業は採用に苦労しているから。

知名度が低い、創立して歴史が浅い、などで、思うように採用できないからです。

 

本当はどんな企業も優秀な大卒者を取りたいんです。ですが、それができないから、中退者まですそ野を広げて採用活動をしてるんです。

 

陽翔
私は創業してまもないITベンチャーに採用してもらい、その内情を知ったのですが、知名度が低い会社というのは、採用に絶望的に苦労しています。

 

言葉を選ばずにもう一度言います。

われわれ、中退者は大企業に相手にされませんが、同様にその企業も大卒者に相手にされていません

 

だから対等です。

まずはこの点を理解できれば、面接も落ち着いてこなすことができますよ。

 

 

採用担当のホンネを知りそこに刺さる【大学中退理由より重要】

さて、4つのコツの中で一番大事な話です。

 

ひとつ確認させてください。

  • 中退理由の伝え方を知りたい
    → これは手段
  • 大学中退後の就職に成功する
    → こちらが目的

ということで大丈夫ですよね?

 

ここでは、大学中退理由よりも大事な話をします。

 

採用担当のホンネを知りそこに刺さる

 

これが超重要です。

ぶっちゃけココだけでもしっかり押さえられれば、就職で勝つことができますよ。

 

 

大学中退者を採用する企業のホンネは?

企業のホンネはこちらです。

大学中退というだけで新卒採用枠から外れた、大卒者と何ら変わらない人を採用したい。

 

そして

大学中退者の中に混じっている地雷人材を避けたい

です。

 

だから

この人が新卒採用の面接に来たらまぁ合格にするな

って思わせたら勝ちです。

 

具体的には

  • 常識的な雰囲気
  • 安心感がある印象
  • 真面目で前向き
  • しっかり準備してきている感
  • 就活・面接のマナーを守っている
  • 外見を整えている

を全力でこなし、地雷感ゼロを打ち出す。

 

難しいことはありません。

新卒の就職採用で誰もがやっていることができればOKです。

 

もう少し詳しく解説していきますね。重要なことなのでかなり深堀りするので少々長くなります。

 

 

中退者採用を行う理由は?

わたしたち大学中退者を採用してくれる企業はあります。

 

なぜ、大卒者じゃなく、中退者を採用してくれるのか、その理由から考えてみましょう。

 

結局、どんな企業もホンネは、新卒者を採用したいんです。

 

ですが、安定的に新卒を採用するには、最低限の知名度や実績が必要で、それがない企業は大卒者から相手にされません。

 

例えば、中小企業やベンチャー企業などの知名度の低い企業は、大卒者の採用に苦労しています。

 

だから仕方なく

  • 大学中退者
  • 卒業したけど就職しなかった人
  • 高卒者
  • 専門学校卒者
  • フリーター

まですそ野を広げて採用活動をする。

 

さきほども言いましたが、知名度が低い企業の採用は超ハード。相手も必死です。

 

逆に言うと、私たち大学中退の就職のチャンスでもあります。

 

なぜ、ホンネは大卒者を採用したいのか?

単純に優秀な学生を採用できる可能性がグッと高まるからです。そして採用後に問題になる「地雷」を引いてしまう可能性を下げたいから。

 

大卒者は

  • 大学のランクでだいたいの能力が分かる
  • 大学入学→卒業をやり切った実績がある
  • 卒業→就職という将来を考えた行動ができる

と評価しやすいのです。

 

つまり、企業からすると失敗の可能性が低いからと考えることができます。

 

大学中退者の場合はどうか?

  • 大学のランクでだいたいの能力が分かる
    → 中退しても唯一主張できる
  • 大学入学→卒業をやり切れなかった
    → 何でも投げ出しがち?
    → すぐに辞めてしまう?
  • 卒業→就職という将来を考えた行動ができない
    → 責任感が薄い?
    → 常識的ではない?

となってしまいます。

 

もしかして地雷かも?

となり、できれば採用対象としたくないと考えています。

 

 

その根拠は?

どんな企業も知名度が上がれば、必ず新卒採用を始めるからです。

 

私は

  • 社員数が10数名のベンチャー企業
  • 知名度が低い中小企業

で働いた経験があります。

 

そのような企業はまず間違いなく、採用活動に苦労しています。

 

優秀な大学生は知名度の高い大企業、有名企業に殺到するので、名もないベンチャーや中小企業は大学生に相手にされないんです。

 

私が一番最初に就職したのは、社員数10名くらいのITベンチャーでした。

 

採用には死ぬほど苦労をしており、中退者の私を採用してくれました。

 

私はこのITベンチャーで8年ほど働いたのですが、その間に大成長を遂げて規模は10倍以上になり、有名なIT系企業のグループ会社にまで登り詰めました。

 

その過程の中で新卒採用を始め、そこそ大学から新卒を採用するになっていました。そして中退者の採用は、いつの間にかやらなくなりました

 

 

じゃ、企業のホンネに刺さるにはどうすればいいのか?

難しいことはないです。

 

言葉を選ばずにいうと、ライバルである他の大学中退者の就活レベルは低いから。

 

新卒の就職活動では当たり前のことができていません。恥ずかしいですが私の例を晒します。自戒の念を込めて。

  • 一応スーツは持っていた
  • だけど謎の黒いシャツ(それしかなかった)
  • かばんはダイソーのクリアケース(前日に買った)
  • じゃっかん茶髪
  • 履歴書は適当(面接に行く途中で買って書いた)

 

私の場合はショボすぎですが、他の大学中退者も新卒就職活動に比べたらレベルは低いです。

 

だから

レベル低 → レベル並

にもっていくことさえできればOKです。

 

多くの大学中退者はここができていないので、普通にやれれば頭ひとつ抜け出せます。

 

 

でもそれが難しい

ただ、残念なお知らせがあります。

 

実際に大学中退という状況になるとその簡単な事が難しいのです。

 

さきほど私の失態を晒しましたが、別に就活を適当にやっていたわけではありません。

 

中退後に人生をどうにかしようとむしろ必死でした

 

それでこのザマです。

  • 一応スーツは持っていた
  • だけど謎の黒いシャツ(それしかなかった)
  • カバンはダイソーのクリアケース(前日に買った)
  • じゃっかん茶髪
  • 履歴書は適当(面接に行く途中で買って書いた)

 

就職にふさわしい恰好がどういうものか知らなかったんです。

 

もちろんスーツは必要だと思いました。

ですが、リクルート用のスーツをわざわざ買わなくてもいいと思っていました。

 

ワイシャツも白でアイロンがしっかりかかったものが必須、という知識がありませんでした。(世の中には黒いシャツを着ているサラリーマンもいるので問題ないと思ってました。)

 

さすがにリュックじゃダメだと思っていましたが、数千円もかけて就活用のカバンが必須とも知りませんでした。

 

つまり、知識が全然ないんですよ。

個人の能力が云々という話ではなく、就職活動をしたことがないのであれば、ぶっちゃけ誰にとっても難しいのが現実です。

 

 

なぜ、そんな状況になるのか?

私たち中退者の就職活動は、就活に関する情報もなく、手探りで始めることになるからです。

 

新卒の就職活動は、同級生がみな横並びで始めますよね?

 

だから、自然に就職活動をどう攻略すべきか?の情報が集まります。サークルの先輩などからも情報はたくさんもらえるだろうし。

 

その上、周りが皆やり始めるので、自分もしっかり切り替わり、就活モードに入れるんです。

 

 

一方で、私たち中退者の就職活動は孤独です。

 

共に中退後の就職活動をはじめる同級生はひとりもいません。

 

だから就職活動を攻略するためにどうすればいいのかが全くわかりません。

 

その上、同級生たちは、大学生活の真っ最中。青春の真っ只中です。

 

サークル活動したり、

好きに飲みに行ったり、

合コンにいったり、

BBQしたり、

海やスノボにいったり、

しています。

 

そんな中、あなたは一人で孤独な戦いを始めなくてはいけません。

 

 

じゃ、どうすりゃいいの?

中退後の就活という孤独でハードな戦い。

 

どうすれば勝つことが出来るのか?

それは、大学中退後の就職を勝った経験のある人に相談するしかありません。

 

 

でもそんな人は身近にいない
・・・・・ですよね。

 

でも、これで詰みではないです。

大学中退者専門の就職エージェントというものがあります。

リクナビと同じで全て無料で利用できます。リクルート社が提供する大学中退者向けの支援サービスはおすすめです。

» 大学中退経験者が就職エージェントのすべてを徹底解説【就職成功への全12のポイント】

 

 

 

空白期間がある場合は整合性を打ち出す【こちらも重要】

大学中退後に「空白期間」がある場合、その期間については必ず問われます

 

ここの答え方は中退理由以上に悩ましい問題ですよね。

 

私は大学中退後、2年程フリーターをやっていたので、この2年の空白期間はやっぱりネックになりました。

 

そこをどう説明して乗り越えてきたかも含めて、空白期間がある場合の説明について解説します。

 

空白期間はネガティブに捉えられる

日本人の多くは大学(もしくは高校・専門学校)を卒業したらすぐに就職するのが普通です。

 

あなたが選考を進めている企業の採用担当者もその常識を持っています。

 

ですので、大学中退後から就職活動までの空白期間は基本的にはネガティブに捉えられます。

 

その期間が長くなるほどネガティブ度はあがります。例えばこういうことです。

  • 大学中退後、すぐに就活
    → ネガティブ度:
  • 大学中退後、半年後に就活
    → ネガティブ度:
  • 大学中退後、5年後に就活
    → ネガティブ度:

 

更に悪いことに、その空白期間により、大学中退の理由にも疑いの目を持たれてしまう可能性があります。

 

例えば、経済的理由で中退しはずなのに、その後何年も就職していないとなると、「本当は学ぶ意欲も、働く意欲もないだけなのでは?」って疑われてしまいます。

 

空白期間がある場合は全体の整合性が大事

空白期間がある場合、採用面接で必ず聞かれることです。

  • 大学を中退した理由
  • 就職しなかった理由
  • 空白期間でやっていたこと
  • 今就職活動をしている理由

 

そのネガティブな印象を軽減するために大切なのは、大学中退から現在に至るまでの整合性です。

 

これは大学中退の理由そのものよりも大事です。

 

なぜなら、採用担当者は大学卒業→新卒で就職してきた人たち。中退後のよく分からない空白期間への理解は低いのです。

 

だから、彼らに少しでも納得感をもってもらうために、「確かにそれなら仕方ないかな・・・」って思ってもらう必要があります。

 

分かりやすいく言うと、下記の流れを整合性をとりながら説明する必要があります。

大学中退

空白期間

今日の面接に至るまで

 

ここについては面接の場で、パッと思いついて回答するのは不可能なので、時間をかけてしっかりと準備して自信をもって答える必要があります。

 

就活における空白期間とは?

まず、ここで就活における空白期間の定義を確認しておきます。

 

基本的には、

正社員として就職してなければ空白期間

と扱われます。

 

空白期間とみなされるケース

  • ニート
  • フリーター
  • アルバイト
  • 日雇い労働

 

私たちが「フリーターとして働いていたから、空白期間ではない」って思っていたとしても、残念ながら企業側はそうは思ってはくれないんです。

 

そして、どう甘く見積もっても、中退後の猶予は3ヵ月です。それを超えて就職していないと、空白期間として見なされます。

 

 

大学中退理由と空白期間の整合性を打ち出した説明の例

ここで私の話をしますね。

 

私はの中退理由とその後の状況は

  • 経済的理由で大学中退
  • その後就職せず2年フリーター

でした。

 

この状況は下手をすると、

  • お金の問題で中退しているのに、なぜ2年もの間、就職せずにプラプラしていたのだろう?
  • 経済的理由というもの実は嘘で、いろいろ投げ出しがちな意欲の低い人材なのでは?

くらいにマイナスに捉えられてしまいます。

 

私はこの状況を下記の通りの説明で乗り越えてきました。

 

これはあくまで私の場合の話です。

 

陽翔
ひとりひとり状況は違うので、これがそのまま使えない人も多いと思いますが、一例として参考にしてください。

 

面接官:

大学中退した理由は何ですか?

私:

経済的理由です。

当時、大学3年だったので、家族・親族とも続けていくことも含めて協議したが、最終的には中退を選択しました。

 

 

面接官:

大学中退してすぐに就職しなかった理由は何ですか?

私:

中退後まもなく就職活動して10社ほど受けましたが、上手く行きませんでした。

しかし、なるべく早く働く必要があり、中退者でも働き口のあったアルバイトを選びました。

 

 

面接官:

2年もの間フリーターをしていたようですが、その理由はなんですか?

私:

フリーターではありますが、月~金曜日の週5のフルタイムで正社員の方と同じように働きました。

ITエンジニアという仕事を選んだのは、卒業していたとしたらなるつもりだったので、その夢を叶えたかったからです。

また2年程続けたのは、しっかり経験とスキルを身に付けてから正社員になる道を選択したからです。また、アルバイトとは言え仕事は途中で投げ出したくなかたという思いもありました。

 

 

面接官:

2年たった今、改めて就職活動している理由は何ですか?

私:

アルバイトとはいえ2年経験を積んだので、正社員としてやっていける自信がついたためです。現在のアルバイト先での仕事もひと段落しているので、今が就職のタイミングと考えました。

 

もちろん、2年間のフリーターという期間は厳しい状況ではあるのですが、「2年間プラプラしていた」とはかなり印象が違いますよね?

 

 

大学中退理由と空白期間を整合性もって答えるポイント

私が意識している大学中退理由と空白期間の説明のポイントを解説いたします。

 

 

大学中退→空白期間→就活を説明する流れ

この流れで組み立てると説明しやすいです。

①○○という理由で大学を中退した。

②大学中退後、就職活動をした。

③だけどその時にはすぐに就職先を見つけられなかった。

④だから正社員ではなく○○をしていた。

⑤○○のタイミングで今再び就職活動を始めた。

 

この流れで説明する時のポイントは、

①の中退理由と、④の中退後にやっていたことの関係に注意する

です。

 

いくつか例を紹介するので、あなたの理由を説明するヒントにしてみてください。

 

経済的理由①

経済的理由で中退した。

②大学中退後、就職活動をした。

③だけどその時にはすぐに就職先を見つけられなかった。

家計を助けるために、就職できなくとも働く必要がありアルバイトとして働き始めた。ただし将来的に就職につなげるためにフルタイムで働いた。

⑤実務経験を積み自信もついたので、改めて正社員として就職しようと考えた。

 

 

経済的理由②

経済的理由で中退した。

②大学中退後、就職活動をした。

③だけどその時にはすぐに就職先を見つけられなかった。

家計を助けるために、就職できなくとも働く必要がありアルバイトとして働き始めた。いくつかアルバイトを経験する中で将来の仕事にしたいものを見つけた。

⑤改めて正社員として就職しようと考えた。

 

もちろん、上記の流れに完全に一致しなくてもいいです。全体の整合性が合っていることがポイントです。

 

学習意欲の低下

①大学の学習内容がやりたい事ではないと気づき、悩んだ末に中退した。

②いろいろな事を経験してやりたい事を見つけるために、就職ではなく期間限定で色々な仕事を経験することにした。

③その中で○○を生涯の仕事としたいと気づき、改めて就職活動を始めた。

 

就職活動を1ミリでしてたらOK

就職活動を少しでもしたのであれば、その事実はまず伝えましょう。

  • 就職雑誌を見た
  • ハローワークに1回でも行った
  • 就職サイトに登録した
  • 就職エージェントに相談した
  • 実際に企業の面接を受けた

 

どんなレベルであったか別として、少しでも就職活動したのであればしっかり、就職活動を行ったが上手くいかなかったと伝えるべきです。

 

空白期間が空白ではない事を主張する

フリーターやアルバイトの期間が、ただの空白期間ではないことを主張しましょう。

  • 自分にとっては○○という意味があった。
  • ○○につなげるための準備であった。
  • 本当は就職したかったが、○○の経験を積む事を優先した。

 

採用担当者は空白期間への理解は低い。

この事を念頭に置き、少しでも理解が得られるように説明をつけるべきです。

 

ぶっちゃけ馬鹿正直に答える必要もない

実際、本当にただの空白期間もあるはずです。

 

私の場合もエンジニアのバイトとバイトの間で、1ヵ月ほどテレアポのバイトをしていたこともあります。

 

次のバイトが見つからずに、本当に何もしていない期間もゼロではありませんでした。

 

人間、全ての行動に意味を持たせるなんて無理です。

空白期間の過ごし方も、その当時にしっかり考えがまとまっていなかったというケースも多々あるはずです。

 

私もITエンジニアのバイトに辿りつくまでは、将来どうすればいいのかなんて定まっていませんでした

 

結果として、ITエンジニアになることができ、たまたまそれが生涯の仕事になったのですが、正直言って後付けな部分もあります

 

ですが、私の説明は先ほどの通りです。

 

完全なる嘘は良くないとは思いますが、大学中退の理由とその後の空白期間に関して、馬鹿正直に全てこたえる必要もないと考えます。

大学中退の理由で嘘はダメ【だけどすべてを言う必要もない】

 

大学中退の理由は嘘をついても大丈夫だろうか?

就職面接への不安から、誰もが一度は考えてしまうことですよね。

 

答えはこうです。

 

大学中退の理由で嘘はダメです。
ただし、すべてをバカ正直に言う必要もないです。

 

例えば、就職面接で、その会社の志望動機をバカ正直に説明しますか?

 

もちろん完全な嘘はダメですが、100%のホンネで説明する人などいませんよね。ある程度は、とりつくろって、面接官に好感をもってもらうように説明するのが普通ですよ。

 

 

大学中退理由も同じです。

完全な嘘はダメですが、100%ホンネで説明する必要はありません。面接官に好感を持ってもらうことを狙って説明するのは全然ありですよ。少なくとも私はそうしてきました

 

 

私の場合を例に説明しますね。

私の大学中退の理由は経済的な理由とお伝えしました。しかし、厳密に言うと、経済的な問題を抱えてまでも、大学を続ける学習意欲がなかったことも理由です。

 

 

大学中退を検討する中で、奨学金をもらったり、ローンを組んで卒業するという選択肢もありましたが、私は選択しませんでした

 

 

私は大学受験の際に、やりたい勉強で受験する大学や学部を選ぶのではなく、その時の学力で受かるの可能性のある、大学・学部から選びました。

 

理系といっても、色々な学部がありますが、正直、何を勉強したいか定まってなかったから、受かった中で一番偏差値が高いところの行こうくらいでした。

 

 

そもそも大学で学ぶことに興味はなく、卒業できる程度には単位を取りつつ、就職までの4年間、人生で遊ぶ時間が欲しかったというのが本音です。

 

だから、家庭の経済的な問題が発生してしまった時、借金してまで大学を続けるのか?という点について、どうしても疑問をもたざるを得ませんでした。

 

 

しかし、この点は面接では一切触れません。

経済的理由が1番の理由ではあるし、学習意欲がなかったということは大学中退の理由としては敢えて言いません。

 

私の場合は、中退後にすぐに就職しなかったこともあり、もしかしたらネガティブに捉えられてしまうかもしれないからです。

 

大学中理由の書き方の例文【履歴書の書き方】

 

履歴書に大学中退の理由を書くかどうか迷いますよね?

 

結論は、どちらもでも結果は変わりませんが、迷うなら理由は書く必要はありません。

 

私は、明示的に「経済的な理由により中途退学」に書いたこともありますし「一身上の都合により中途退学」と書いたこともありますが、書類審査の通過に違いは無かったです。

 

前向きにアピールできるのあれば書いても良いです。そうでもない場合とか迷う場合は「一身上の都合により中途退学」とすればよいです。

 

○○年4月 XXX高等学校 入学

○○年3月 XXX高等学校 入学

○○年4月 XXX大学○○学部△△学科 入学

○○年X月 XXX大学○○学部△△学科 一身上の都合により中途退学

 

大学中退者の履歴書の書き方はこちらで解説しています。

【例文20個つき】大学中退者の勝てる履歴書の書き方を徹底解説!

続きを見る

» 【例文20個つき】大学中退者の勝てる履歴書の書き方を徹底解説!

大学中退理由ランキング【調べておきました】

ランキング

 

さて、最後に誰もが気になる、大学中退理由のランキングの話をして本日は終了にしたいと思います。

 

2014年2021年を比較することで、現在の大学中退者の実態が見えてきます。

 

大学中退理由ランキング【2014年】

2014年のランキングがこちら。

コロナ以前はずっとこんなランキングだったはずです。

中退理由割合
1位経済的理由20.4%
2位転学15.4%
3位学業不振14.1%
4位就職13.4%
5位病気・ケガ・死亡5.8%
6位学校生活不適応4.4%
7位海外留学0.7%

出典:文部科学省「学生の中途退学や休学等の状況について

 

1位は「経済的理由」です。

2021年のランキングでも「経済的困窮」が1位なので、コロナとは関係なく、経済的理由で中退する人がもっとも多いということです。

 

ここで知っておくべきは、「ランキングが上位の理由ほど企業側も良く目にする」という事実です。

 

大学中退理由ランキング【2021年】

そして、2021年の文部科学省の調査結果です。

中退理由割合
1位経済的困窮19.3%
2位学生生活不適応や修学意欲低下18.3%
3位就職や起業等14.1%
4位転学等12.9%
5位学力不振7.0%
6位心神耗弱や疾患4.0%
7位病気やケガもしくは死亡3.8%
8位海外留学0.7%

出典:文部科学省「新型コロナウイルスの影響を受けた学生への支援状況等に関する調査

 

コロナ前後で大きく変わったところがあります。

「学生生活不適応や修学意欲低下」が、まさにコロナ渦である2021年ランキングの2位に急浮上した点です。

 

オンライン授業が中心の大学生活が、思い描いていたキャンパスライフと違った。学生や教授との交流が薄くなり就学意欲がわかない。そういった理由かと思います。

 

さて、この記事はこれで終了です。

 

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最後までお付き合い頂きありがとうございました。

大学中退者の人生逆転ロードマップ【目次】

【ステージ1:情報収集と就活始動】

  1. 大学中退者の人生逆転ロードマップ全体の流れを知る
  2. 大学中退後の就職が厳しい理由と対策を知る
  3. 大学中退者が人生逆転するための就職先の選び方を知る
  4. 大学中退者の就職のベスト時期を知る
  5. 大学中退者向けの就職支援サービスを探す

【ステージ2:最初の就職をクリア】

  1. 就職支援サービスへ就職相談・無料研修受講
  2. 大学中退の理由を整理する(面接官が確認したい事を知る)
  3. 大学中退者だけど会ってみたいと思わせる履歴書を作成する
  4. 大学中退者の面接の戦い方を知る

【ステージ3:急成長できる環境へ】

  1. 社会人としての基礎固め
  2. 目的地とこの先のルートの再確認
  3. 第二新卒枠をフル活用する転職準備

【ステージ4:市場価値アップ】

  1. 急成長できる環境にてフルコミット
  2. キャリアを市場価値の棚卸し→必要に応じて補強

【ステージ5:収入と人生を収穫】

  1. 収入面で大卒者に追い付き・追い越す
  2. 望む人生を手に入れる

 

ロードマップで解説

大学中退者の就職から人生逆転までのロードマップ【仕事・お金・人生~何もあきらめたくない~】

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