「大学中退後の就職でハローワークを使うべきなのか?」と疑問を持ってググってこの記事にたどりついた方へ
はじめまして。
大学中退後に人生逆転できた、陽翔と言います。
色々な就職支援サービスを利用した結果、私が出した結論を最初にお伝えします。
大学中退後の就職活動でハローワークは使うべきか?
- 首都圏や地方都市に通える人はハローワークではなく中退者向けの支援サービスを使うべき
- 首都圏や地方都市から遠い人はハローワークも併用してみると良い
なぜなら「ハローワークは質より量」だからです。
改めまして、陽翔(@engineer_yosho)です。
私は20数年前に大学を中退しました。アルバイトのITエンジニアとして社会人をスタート。派遣社員、フリーランスエンジニア、ITベンチャーを経て現在は外資系IT企業に所属しています。
収入がすべてでありませんが、収入的にもそこそこの人生になりました。
エンジニアになり人生逆転した例です。参考までに
✅21歳 年収170万
大学中退バイトエンジニア✅25歳 年収400万
派遣エンジニア✅30歳 年収600万
ITベンチャー✅35歳 年収800万
ITベンチャー管理職✅40歳 年収1100万
外資系IT管理職#駆け出しエンジニア— 陽翔@年収8桁稼ぐ外資系ITエンジニア (@engineer_yosho) January 3, 2020
このブログは大学中退後の人生を逆転したい人に向けて書いています。
「大学中退後の人生がパッとしないままで終わりたくない!」そう考える人へこの3記事をおすすめします。
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さて、話を戻しましょう。
私は親族や友人から「取り合えず」ハローワークで仕事を探すべきだと言われました。
当時は就職や転職についての知識が無かったので、そういうモノなのかとも思いましたが、、、、今なら明確に分かりますが、思考停止で「取り合えず」ハローワークで仕事を探すのはあまりよくないです。
首都圏や地方都市に通える人は、大学中退者向けの就職支援サービスを使うべきです。
詳しくはこの記事で深堀りしていきます。
私の経験した事をベースに解説しているで、そこらへんに転がっている一般論ではないです。大学中退後の就職のリアルの1つです。
これから大学中退後の就職活動を始める人とって、この記事は一読の価値はあると思います。
是非、最後までお付き合い下さい。
大学中退後の就職でハローワークを使うべきか?
まずはハローワークについて知っておきましょう。
20歳前後の方でもハローワークという言葉は聞いた事あると思いますが、あまり詳しくは知らないですよね?
こちらが公式ホームページ(https://www.hellowork.mhlw.go.jp/)ですが、量も多いので特徴、そしてメリット・デメリットをまとめておきました。
ハローワークの特徴
ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」。「職安」って呼ぶ人も。
ハローワークは、厚生労働省管轄の国の機関ので設立は1947年と歴史も長く、60代以降の方であれば「仕事探し=ハローワーク」と考える人が圧倒的に多いですね。
ハローワークには大きく2つの機能があります。実は職業紹介だけではないんです。
- 職業紹介・転職相談
- 雇用保険事業
雇用保険事業についてはこの記事のテーマからずれるので話しませんが、この先、会社を辞めて失業保険をもらう時にはハローワークにお世話になるって事です。今は知らなくても良いです。
ハローワークのメリット
ハローワークのメリットはとにかくその「数」です。
- 基本的に日本全国どこもでサービスが受けられる。(拠点数が多い)
- 日本全国の非常に多くの求人を扱っている。(求人数が多い)
- 求職者はすべて無料で利用できる。
とにかく拠点の数と求人の数が多い。
民間の転職エージェントなどは拠点は首都圏や地方都市に限られ、求人も全国をカバーしているわけではありません。
冒頭でもお伝えしたとおりで、首都圏や地方都市以外で仕事を探す場合、ハローワークに頼るのはありだと思います。
ハローワークのデメリット
ハローワークのデメリットをひとことで表すと、「質が低い」という事です。
国の機関なのでハローワークで働く職員は公務員の方です。プロのキャリアアドバイザーではないです。
そして大学中退者に特化したサービスではないので、中退者にとって特にメリットがないのです。
民間企業が展開する「中退者向けの就職エージェントサービス」と比較すると、とにかく「質」の面で劣ります。
- サービス時間が短い
- 質の低い求人も多い(質にバラつきあり)
- ハローワークの職員(公務員)はキャリアアドバイザーではないので転職相談の質は高くない
- 大学中退者に特化したサービスは行っていない
- そもそも自分自身で求人を検索する
- ハローワークを通じての就職・転職の割合は決して高くない
サービス時間が短い
ハローワークの開庁時間は平日8時30分~17時15分。土日祝日は休みです。
(人口20万以上の都市に立地する場合に限り平日8時30分~19時まで。土曜日は10時~17時まで。)
質の低い求人も多い(質にバラつきあり)
これは実際にハローワークを利用した私の感想ですが、質の低い求人が結構な割合であります。
ハローワークは国の機関であるからか企業側からフィーを取る事ができない。つまり企業は無料で気軽に求人を出す事ができる為、結果として、求人の質にバラつきが出てしまうと考えれます。
そしてハローワークの職員が、求人の質を1つずつ精査したり、情報の鮮度を保ったり、その企業の実態の確認を行う事は事実上不可能なんでしょう。
ハローワークの求人はブラックが多いとも言われる理由はこのあたりにあるかと思います。
ハローワークの職員(公務員)はキャリアアドバイザーではないので転職相談の質は高くない
民間の転職エージェントのキャリアアドバイザーと比較してしまうと、ハローワークの職員の転職相談の質は高くは無いと感じました。
担当の人の中には「いかにもお役所仕事」って人もいました。人によるバラつきが大分あるなーって感じですね。(もちろん民間の転職エージェントにも微妙な人はいますが)
1つ1つの企業や求人の内容を把握しているという感じではなく、求人票にある情報を読んでいるだけに思えました。


一方、民間の転職エージェントのキャリアアドバイザーは実際に企業の人事担当と密に連絡を取っていて、求人票には表現されない例えば企業のカルチャーに至るまで把握している事が多いです。
履歴書の書き方や面接対策についても、企業を知っている分、企業ごとに個別のアドバイスをもらえますし。
大学中退者に特化したサービスは行っていない
多くの人が口をそろえて「大学中退したらハローワークに行け」と言いますが、ハローワークは大学中退者に特化したサービスではないのです。良く考えれば当たり前なのですが。
ですから、ハローワークには大学中退者が積極的に利用したくなるメリットは無いんです。
そもそも自分自身で求人を検索する
量が多いから仕方ない部分もあるんですが、ハローワークでの求人探しは自分でやる事になります。
ハローワークの職員の人があなたにあった求人を探して提案してくれるというシステムではないです。
なんというか、区役所での手続きに似た感覚なんですよね。
- まずは、番号札を取って待ち、呼ばれたら窓口に行って手続きをする。
- そして、PCで自分自身で求人を探して、何となくこれかな、というのを見つけてまた窓口に行ってエントリーの手続きをする。そんな感じです。
ハローワークを通じての就職・転職の割合は決して高くない
ハローワークを通じての就職・転職の割合は全国で2割、首都圏では1割未満という情報があります。
国の機関なのに80%の人はハローワーク以外から仕事を見つけているという現実があり、その点が問題として見られている一面もあるようです。この事実は頭の片隅に入れておくべきかと思います。
独立行政法人「労働政策研究・研修機構」に興味深いレポートがあったので一部抜粋しておきます。
その一方で民間企業のある調査は,大都市圏の転職者について入職経路を詳細に調べているが,その結果(首都圏1都4県・2000 年・単数回答上位5位まで。無回答 8.8%を除く)によると,1家族や友人・知人(29.7%),2新聞広告(17.4%),3ポスター・チラシ・タウン誌等(11.5%),4求人情報誌(11.4%),5ハローワーク(8.5%)となっている。この結果によれば,地域共同体が崩壊しているといわれる大都市においても入職経路のトップは縁故(家族,友人,知人)によるものであり,労働需給調整機関(情報提供・斡旋機関等)だけをとってみると全体の約4割が,チラシ,新聞,求人情報誌等の「求人広告」となっている。他方,上記の通り,ハローワークは 8.5%のシェアにすぎない。ハローワークと競合関係にある民間企業の調査データではあるが,首都圏では1割にも満たない(つまり「1 割未満職安」)のが現状となっている。
「ハローワーク(公共職業安定所)の役割は何か?」より抜粋
因みに首都圏で1割未満というのは私の感覚とも合致します。
しかも、ある一定以上の収入層ではほぼゼロだと思いますよ。少なくとも私の周りでハローワークを通じて転職したという人はゼロです。
参考までに首都圏での転職のチャネルはこの3つが圧倒的に多いと思います。
- 転職エージェントサービス
- 知り合いからの引き抜き
- 企業からの直接スカウト
因みに大学中後の最初の就職活動で、一般的な転職エージェントを使ってもいいですが、大学中退者に特化したサービスがあるので、そちらの方がずっとおすすめです。
次の章で、ハローワークと対比しながら、中退者向けの転職エージェントサービスのメリットを解説します。
大学中退後の就職ではハローワークではく、「中退者向けの就職支援サービス」の利用すべき
中退者向けの就職支援サービスとは、一般的な転職エージェントサービスではなく、大学中退者・第二新卒・既卒・フリーターに特化して就職支援サービスを提供しています。
人材業界で最大手のリクルートが提供する「就職SHOP」をはじめ、ジェイック、DYM就職、ウズキャリ、ハタラクティブ、など今や多くの企業が提供しているサービスです。
ハローワークとの最大の違いは、間違いなく「その質の高さ」です。マジで違います。
詳しくは大学中退経験者が就職支援サービスを比較→利用して良いのはこの2つだけ【理由も解説】のまとめているので、大学中退後の就職を成功させたい方は是非、確認してください。
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大学中退経験者が就職支援サービスを比較→利用して良いのはこの2つだけ【理由も解説】
続きを見る
ここでは中退者向けの就職支援サービスのメリットの以下3点をハローワークと比較しつつザッと触れます。
- 大学中退者に特化したサービスを提供
- 求人の質の高さ
- キャリアアドバイザーのサービスの質の高さ
大学中退者に特化したサービスを提供
まずは何より「大学中退者に特化」している点が最大のメリットです。
実際に中退後の就職活動をしたら分かりますが、大学中退者は就職したくてもほぼ相手にされません。
まず多くの求人の条件が”大卒以上”とされています。そして学歴の条件が無い企業に書類を送っても、無視されるか「残念ながら今回は見送りとさせていただきます」のラッシュとなります。
もちろん、中退者に理解がある企業や、中小企業やベンチャーなどかなか採用できない企業が、中退者も候補者として考えてくれる事はあるんですが、それを自分の力で見つけていく事は相当困難です。
数を打ちまくればどこかに引っかかる可能性はありますが、その前に心が折れてしまうでしょう。
何を隠そう私もその一人ですから。仕方なく就職を一度あきらめてフリーターになりました。(因みにフリーターは最悪の悪手です。別の記事で解説します。)
こういった大学中退者特有の就職のやりずらさをフォローしてくれるのが中退者向けの就職支援サービスです。
各社このようなメリットを打ち出しています。
もちろんすべて無料です。もはや利用しない手はないと思います。
大学中退者が就職しやすいように無料の講座を提供
正直相当におすすめです。というか、私の時代には無かったのでうらやましすぎです。
- 中退者限定の就職講座「セカンドカレッジ®」 → ジェイック
- ITスキル学習「プログラマーコース」「インフラエンジニアコース」 → ウズウズカレッジ
大学中退者でも採用されやすい求人
大学中退者特有の就職のやりづらさをサポートしてくれます。
- 高卒、大学中退者の就職支援に強い
- 書類選考無し
- 学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる
- 全て正社員求人
- 内定率だけでなく、入社後定着度も低い就業サポート
- 未経験大歓迎、就活と学習を両方サポート
求人の質の高さ
中退者向けの就職支援サービス各社は、求人の質の高さをアピールしています。こちらは一例です。
- ブラック企業を徹底的に除外
- 企業は100%取材
- 離職率・労働時間・社会保険の有無などで厳しい自社基準
- 厚生労働省委託「職業紹介優良事業者推奨事業」の職業紹介優良事業者を取得
これはわたし個人の意見ですが、
国の機能として古くから提供されている職業紹介の領域に、民間企業が後から参入してきているわけなので、そもそも規模やカバー範囲などの「数」で勝負しようとしても全く勝負にならないのでしょう。
だから、民間の就職支援サービスはその質の高さを売りにして参入。
そして今やその質の高さでハローワークの職業紹介機能のシェアを奪っているという事なんですよね。
これを知りどう思いますか?
キャリアアドバイザーのサービスの質の高さ
転職エージェントのキャリアアドバイザーはその道のプロです。
言い方悪いですが、ハローワークの職員さんとは全く質が違います。もちろん、ハローワークではひとりひとりに細やかなサービスをするという機能ではないので、仕事としては比較しようが無いかもしれません。
しかし、利用する我々求人者からすれば、就職は人生を左右する。失敗すれば死活問題になるので、相談する相手の質は何より重要じゃないですか。
転職エージェントのキャリアアドバイザーとは、事前のメールや電話でのやり取りから始まります。
事前に何回かやり取りをして、希望やキャリアの方向性を伝える事が可能です。少なくとも私はそのように利用します。(転職エージェントを有効利用方法は【エンジニア転職】信頼できる転職エージェントと付き合おうで詳しく説明しています。)
キャリアアドバイザーは、面談までにあなたに合った求人を数10社ピックアップして準備してくれて、その企業を提案する理由とそこに入る為のアプローチの方法やそこ後のキャリアについても提案してくれる。
もちろん、提案する企業についてはある程度内情まで把握している。場合によっては、実際のそのエージェントからその企業に転職した人からも情報を集めてて、正直お勧めとか、ここはやめた方がいい、というレベルで会話が可能。
注意ポイント
転職エージェントのキャリアアドバイザーにも質が低い人もいます。そして、人と人との事なので相性の合う合わないもあります。ですがハローワークと比較すると総じてサービスレベルは高いです。
まとめ:大学中退後の就職でハローワークを使うべきか?量か質かの話です。
この記事はそろそろ終わりです。
大学中退後の就職活動でハローワークを使うべきか?についての結論は、最初にもお伝えした通りです。
大学中退後の就職活動でハローワークは使うべきか?
- 首都圏や地方都市に通える人はハローワークではなく中退者向けの支援サービスを使うべき
- 首都圏や地方都市から遠い人はハローワークも併用してみると良い
理由はハローワークは「質よりも量だから」ですね。
ハローワークのメリット
- 基本的に日本全国どこもでサービスが受けられる。(拠点数が多い)
- 日本全国の非常に多くの求人を扱っている。(求人数が多い)
- 求職者はすべて無料で利用できる。
ハローワークのデメリット
- サービス時間が短い
- 質の低い求人も多い(質にバラつきあり)
- ハローワークの職員(公務員)はキャリアアドバイザーではないので転職相談の質は高くない
- 大学中退者に特化したサービスは行っていない
- そもそも自分自身で求人を検索する
- ハローワークを通じての就職・転職の割合は決して高くない
ハローワークに対して中退者向けの就職支援サービスのメリットは、間違いなく「その質の高さ」です。
詳しくは大学中退経験者が就職支援サービスを比較→利用して良いのはこの2つだけ【理由も解説】のまとめているので、大学中退後の就職を成功させたい方は是非、確認してください。
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大学中退経験者が就職支援サービスを比較→利用して良いのはこの2つだけ【理由も解説】
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中退者向けの就職支援サービスのメリット
- 大学中退者に特化したサービスを提供
- 求人の質の高さ
- キャリアアドバイザーのサービスの質の高さ
中退者向けの就職支援サービスのデメリット
- サービス提供エリアが首都圏や地方都市に限られる
- 年齢制限がある。多くのサービスでは30歳まで。一部例外あり。
この記事で大学中退後に後悔しない人生をあるくヒントになれば幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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