大学中退にデメリットが多いことは分かりつつも、それでも退学を考える人へ
大学中退のデメリットが実際に人生にどのような影響を及ぼすのか?そして解決する事はできるのか?すごく不安ですよね。
どうも、陽翔(ヨーショウ)といいます。
今から20数年前、大学3年の夏に中退。現在は外資系IT企業に勤めるITエンジニア。今でこそ年収1,000万以上を得ているが、中退直後は就職に失敗して年収170万のどん底生活を経験。
「大学中退 デメリット」でググると多くの記事が出てきますが、デメリットを羅列して「なるべく卒業した方が良いです」で終わる記事が多いです。
しかし、我々は大きなデメリットは分かった上で大学中退を考えているわけですから、そんな記事では何ら解決にならないんですよね。
この記事はそんな浅い内容ではありません。
この記事の内容
是非、最後までご覧ください。
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大学中退してよかった?後悔している?【大学中退10の真実:大学を辞めたい人へ伝えたいこと】
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大学中退のデメリットが人生に及ぼす影響
この記事を読んでいる人には改めてお伝えする必要は無いかもしれませんが一応言います。
大学中退は圧倒的にデメリットの方が多いです。というか基本的にデメリットしかありません。
私が実際に感じた大学中退のデメリット
逆に大学中退にメリットがあるかについては、大学中退にメリットはあるのか?経験者から1つだけ伝えたい事があるにまとめています。
新卒カードという最強のライセンスの放棄
これが大学中退の最大のデメリットです。大昔に比べると変わってきたとは言いますが、学歴社会はまだまだ健在です。
学歴フィルターという言葉があるように、同じ大卒でも旧帝大・関東一工とFラン大学では、就職できる企業に雲泥の差があるわけです。
ましてや、大学中退者は大卒者に漏れなく与えられる「新卒カード」という最強のライセンスを放棄しています。
この事実は人生設計に影響するレベルでインパクトがある、という事を理解してください。
普通の新卒スキームでの就職活動は出来ません。
ここが最初にして最大の難所として大学中退者に立ちはだかります。まず、この状況をどうにかするところからがスタートです。
就職活動・転職活動で不利になる
上記の「新卒カード」の放棄とも関連しますが、大学中退だと最終学歴は高卒となります。
就職活動や転職活動において、その学歴は永久について回ります。
特に大学中退後に最初に働く企業を探す時に、大学中退のハンデを最も感じる事になります。大学時代の友人が入るような有名企業はまず無理。学歴不問で入れる企業は、高卒者や専門学校卒者が入れる企業なので、それになりに苦労して大学に入ったという経歴は吹っ飛んだな、と実感しました。
ただし、経験と実績を積み上あげってきた30代以降の転職では、大学中退のハンデは薄まってきたと感じますが、それでもゼロにはなりません。
人生終わった感の中で生きる事になる
大学中退した事がだんだん実感できるようになると、それと同時に自己否定感のようなものを感じるようになります。徐々にボディーブローのように効いてきます。
最初は就職活動で全く上手くいかないのですが、そこで大きく人生終わった感を感じます。
それでも就職を乗り越えられればいいのですが、そこで上手くいかないとワーキングプアで人生終わった感を感じる事になります。
私のは場合は時給900円(年収170万円)で都内ひとり暮らし。今月を乗り切るお金が無い状態って心がささくれ立ちます。
大学の友人たちは新卒カードを使ってそれなりの企業に就職していて、平均よりも高い給与を得ていました。自由になるお金がたくさんあるって感じでしたね。
学生の時は同じ金銭感覚で飲みにもいけましたが、ワーキングプア時代は友人との間に格差を感じていました。ここから俺の人生どうやって盛り返せばいいのだろうか、と。
圧倒的なお金の格差とそこから這い上がる道が見えない感じ。


生涯賃金が低くなる可能性が大
厚生労働省が発表する「平成29年賃金構造基本統計調査」の「学歴別」数字を確認しました。
年齢計(男性) 年収格差 128万
・大学・大学院卒・・・・・476.4万
・高卒・・・・・・・・・・348.0万
年齢計(女性) 年収格差 97.2万
・大学・大学院卒・・・・・349.2万
・高卒・・・・・・・・・・252.0万
定年まで40年間働くとすると、生涯賃金の差は以下のとおりとなります。
- 男性・・・・5120万
- 女性・・・・3888万
都内の家一軒分くらいの差がありますね。とてつもない差だと感じます。
社会的な信用・評価が下がる
間違いなく「途中で投げ出す人」という印象がついてまわります。
何かを途中で諦めた場合「やっぱりな。大学も途中で辞めてるし、そういう奴なんだよ」って思われても仕方ないだろうな、と思っていました。
それが大卒・院卒者であればそうは思われないんだろなと。


新卒入社で得られるはずだった同期を失う
先日このようなツイートをしました。
今振り返ると #大学中退 した、最大のデメリットは、同期がいないという事かもしれない。別に馴れ合いたい訳じゃないけど、同じようなレベルで切磋琢磨する相手がいた方が適度な負荷がかかるから伸びる。27歳でフリーランスから正社員になり、少し先を行く同僚ができてから爆伸びできた感が確かにある
— 陽翔@エンジニアになって人生逆転 (@engineer_yosho) July 8, 2019
サラリーマンがよく言う「あいつは同期だから」の文脈で使われる「同期」を得る機会はもうありません。


大学中退のデメリットを解消するたった1つの方法
めちゃくちゃ簡単です。
大学中退のデメリットは、お金を稼ぐ事で解決できます。
私は現在年収で1000万以上を稼ぐ事が出来ていますが、大学中退のデメリットはすべて解決しています。
それぞれのデメリットがどう解決したのか?
新卒カードという最強のライセンスの放棄
新卒カードが使えないことで最初の就職で大きく出遅れる事になりますが、結果として大卒者・院卒者以上に稼ぐ事ができれば、新卒カードの有無なんてもちろん関係ありません。
就職活動・転職活動で不利になる
仕事での実績や経験が積み上げると転職時のハンデは薄まります。お金を稼ぐ中で市場価値を高める事で、転職のハンデはかき消せます。
人生終わった感の中で生きる事になる
これは実感をもって言い切れます。大卒者・院卒者以上に稼げるようになると、人生終わった感はゼロになります。
生涯賃金が低くなる可能性が大
大卒者・院卒者以上に稼ぐ事ができたら、生涯年収の心配もゼロになります。
社会的な信用・評価が下がる
実感を持って言えます。面白いのですが世の中の評価というのは今いくら稼いでいるか?で大きく変わります。大学中退であっても、稼げるようになると社会的な信用・評価は上がります。
新卒入社で得られるはずだった同期を失う
少し無理やりではありますが、稼ぐために必死にキャリアを積み上げる中で、同期ではないけどに大切な仲間を得ました。
まとめ:大学中退のデメリットの解決方法【鶏が先か、卵が先か】
この記事はそろそろ終わりです。
このような疑問にお答えしてきました。
大学中退のデメリットは、お金を稼ぐ事で解決できます。
これは本当です。
と言いますが、お金を稼がずして、大学中退のデメリットを解消することはできなと思います。
大学中退のデメリットを解決する事を考えていくと「鶏が先か、卵が先か」の話によく似ていると感じます。
大学中退のデメリットはお金を稼ぐ事でしか解決できませんが、大学中退者はお金を稼ぐのが難しいのです。
どうすればこの状況を乗り越えることができるのか?
そのすべてをこに記事に書きましたので、ぜひチェックしてください。
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大学中退者の就職から人生逆転までのロードマップ【仕事・お金・人生~何もあきらめたくない~】
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
大学中退後の人生10の真実*目次
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大学中退してよかった?後悔している?【大学中退10の真実:大学を辞めたい人へ伝えたいこと】
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