年収

金融系エンジニアの年収が高いって本当!?【5つの理由】

エンジニア,年収

 

年収を上げたいと思っているエンジニアの方へ

 

金融系エンジニアの年収が高いって本当でしょうか?もし本当であれば興味ありますか?

 

 

どうも、陽翔@engineer_yosho)です。

今日はもう答えを言います。年収を上げたければ「金融×IT」です。間違いないです。

 

私はエンジニア歴20数年のうち、15年間を金融業界の住人として過ごしてきました。私の周りには同じように金融専門のエンジニアが大勢いますが総じて年収は高いです1000万プレイヤーもゴロゴロいます。

 

本記事ではその5つの理由を話します。

 

5分程で読める記事となっております。是非、最後までお付き合いください。

 

転職で年収アップする為にはどうすれば良いか知りたい方は【転職で年収アップ9つ鉄則を公開】年収320万アップの実績ありを是非、ご確認ください。私が実際に年収320万アップさせたノウハウを公開しております。

 

金融系エンジニアの年収が高いって本当!?【5つの理由】

エンジニア,年収

金融業界とは、銀行、証券、保険、クレジットの各業界の事です。フィンテックも金融業界での出来事です。

 

金融エンジニアの年収が高い理由は、5つあると思っています。

  • そもそも金融業界とIT業界は年収が高いから
  • 金融業界はIT投資額が大きいから
  • 業務要件のハードルが高いから
  • システム要件のハードルが高いから
  • フィンテックにより金融系エンジニアの価値はさらに高まっているから

 

そもそも金融業界とIT業界は年収が高いから

国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査結果について」によると金融業界とIT業界の平均年収は全給与所得者の平均を大きく上回っています。

  • 全給与所得者の平均は432万円
  • 情報通信業の平均は599万円
  • 金融業・保険業の平均は614万円

まず1つ目の理由は、金融業界とIT業界はどちらも平均年収が高いので、金融業界のエンジニアはそもそもベースとして年収が高くなる素養があります。

 

金融機関所属のエンジニアの給与は金融機関の水準なので平均より高くなります。金融業界のプロジェクトの単価は高いので、金融専業のITベンダーはスタートアップでも給与は高めの傾向があります。

 

大学中退しても人生終わりじゃないよ【サラリーマンで成功する方法】」という記事で、「サラリーマンで成功したければ、高い給料テーブルをもつ企業に入る必要がある」という趣旨の話をしています。これは更に言うと実は本来はまずは業界レベルで平均年収の高いところを選ぶ必要があります。

 

つまり、同じスペックであれば、平均年収の高い業界、高い企業に所属しているエンジニアの方がそうでないエンジニアよりも年収が高い、と言えます。

 

はい、なんだか当たり前のことを言ってますね。でも、年収を上げたいのに、頑張る場所を間違えてる人かなり多いですね。

 

 

金融業界はIT投資額が大きいから

金融機関はもはや装置産業です。つまり、何か新しいサービスなり、商品を提供しようと思うと、膨大なITコストを投下してシステムを作る必要があります。

 

日本情報システム・ユーザー協会の「企業IT動向調査2019」によると、以下のとおりである。

2019年度のIT予算を「増やす」とした割合から「減らす」の割合を差し引いたDI値は37.4ポイントに達し、過去10年で最高水準だった2018年度を10.4ポイントも上回っている。その中でも金融業界はDI値は51.4ポイントと最も高い結果となった。

 

金融エンジニア界隈では、みずほ銀行の勘定系システム更改がいよいよ完了というのが、昨年の大きな話題でした。金融システムのサグラダファミリアとまで言われたシステム開発が2019年7月の移行でいよいよ終焉を迎えます。

 

このシステム更改の総工費は4000億円台半ばと言われています。東京スカイツリーの建設費は400億円のようですから、10本建てられる金額ですから、どれくらいの規模なのか逆に分からないです。

 

また、金融という特性上大手ITベンダーに高い単価で委託してきたという歴史的な背景もあります。実際問題、中小のベンダーが金融機関と直接契約するのは相当にハードルが高いです。

 

IT企業からすれば金融機関はまさにドル箱のクライアントなわけです。

 

 

業務要件のハードルが高いから

金融系のシステムというとどういうものを思い浮かべますか?

  • 銀行のATM
  • 株の取引システム
  • 保険料の計算システム

 

こんなものを思い浮かべますかね。

もちろんあたりです。それ以外にも、一般の人が普段は目に触れないですが、非常に高度な計算を行うシステムが山のようにあります。

  • 金利計算
  • 信用/市場リスク計算
  • 格付算出
  • FXの証拠金や余力計算
  • 保険料シミュレーション

こういったシステムは、実現するためのシステム要件が非常に高いです。例えば、FXの証拠金計算ロジックを理解しきって設計・実装できるエンジニアは、トップクラスの市場価値です。

 

 

システム要件のハードルが高いから

金融機関のシステムは社会インフラです。当たり前のようにミッションクリティカルでハイパフォーマンスである事が求められます。

 

ハイパフォーマンス

みんなが楽しみの給料日。毎月25日は国民みんながATMに並びWebからネットバンキングにアクセスする訳です。システムの反応が遅くなってもしょうがないですかね?みんなが使っているから。

 

株式やFXの取引システムが取引が多い日は、いつもよりも動作が遅くてもしょうがないですかね?みんなが使っているから。

 

金融機関のシステムはパフォーマンスがスローダウンする事は許されません。処理量の多寡に関わらず安定したハイパフォーマンスを提供するのはMUSTの要件なのです。システムに不具合が無くても、パフォーマンスが落ちたらそれはシステム障害として取り扱われるシビアさです。

 

処理量が増えても安定した処理速度を出す為のソフトウェア設計・アーキテクチャを実現する為に多くのコストを投入します。イメージとしては、1秒間に数千トランザクションを捌ける設計システムの反応速度を1ミリ秒でも速くする為の設計を実現するために、スキルの高いエンジニアをたくさん投入するんです。

 

 

ミッションクリティカル

ミッションクリティカルとは必要不可欠という意味で、何があっても止まる事が許されないシステムであるという意味です。金融機関、交通、航空などのシステムが該当し、止まってしまったら場合、社会に大きな混乱が発生します。新聞やテレビに普通に出ます。

 

メガバンクのATMがシステムトラブルが止まった時の大混乱は覚えていますかね。FXの取引システムが止まってしまったら投資家にとっては命取りになるかもしれませんよね。

 

もちろん、ミッションクリティカルであるからころ、システムに膨大な資金を投入して”止まらないシステム”を構築するわけです。それを設計・開発するエンジニア、運用するエンジニアは、求められるハードルが高いが故、報酬も高いわけです。

 

 

フィンテックにより金融系エンジニアの価値はさらに高まっているから

想像に難くないと思います。ブロックチェーン、仮想通貨、モバイル決済、AIによる与信判断などなど。

 

今後はテクノロジーにより金融が進化する流れは止まらないと思います。例えば、ブロックチェーンエンジニアなんかは圧倒的に足りてない感じがしますね。

 

要するに今だけの話ではなくて、金融系エンジニアは将来性も明るいという事です。

 

 

まとめ:金融系エンジニアの年収が高いって本当!?【5つの理由】

実際に金融系エンジニアの年収は高いです。本当です。その理由を5つお話いたしました。

 

尚、他の記事でも何度も話している事なのですが、SIの場合はプライムに所属しないとなかなか高い年収にはなりません。先ほどのみずほの例のように金融業界はビッグプロジェクトが多いです。当然、関わるエンジニアの数も多いのですが、大半は下請け企業に所属のエンジニアです。年収を上げたければプライムというのは大原則です。

 

関連記事

IT業界
【IT業界の歩き方/業界研究】業界のリアルを話すよ

続きを見る

オフィスビル
SIerで必要な技術力レベルについて【エンジニアを目指す人向け】

続きを見る

 

 

本当に金融系エンジニアの将来は明るいと思います。私が今からエンジニアになるのであれば、

  • ブロックチェーンの専門家
  • AI × 金融の専門家

 

きっと、このあたりを狙っていくと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

おススメ記事

エンジニア,転職,未経験
未経験でエンジニアに転職するあなたへ【年収の高いポジション3選】

続きを見る

【転職で年収アップ9つの鉄則を公開】年収320万アップの実績あり

続きを見る

 

 

-年収

Copyright© 陽翔キャリア , 2022 All Rights Reserved.