IT業界で働くエンジニアです。現在の年収は300万円台。
『もっと年収をあげたい!』と思っているけど、具体的にどうすれば良いのか分かりません。
IT業界で年収を上げていく方法を知りたい。
と思っているあなたへ
闇雲に転職したり、年収レンジが低いポジションで頑張り続けたりしても、あたなが欲しい年収には辿り着けません。
IT業界で年収を上げたいのであれば、IT業界の年収事情を正しく理解して戦略的に攻略する必要があります。
勿論、狙っていく年収次第で戦略は難しくなりますが、例えば年収300万台から500万への年収アップは割りと簡単です。
本記事ではIT業界の全エンジニア向けに【狙う年収別の年収アップ戦略】をお伝えいたします。
本記事の内容
- 年収アップ戦略①【IT業界の年収事情を理解】
- 年収アップ戦略②【現状把握】
- 年収アップ戦略③【圧倒的に正しい目標設定:狙う年収別】
どうも、陽翔(@engineer_yosho)です。
本記事の信憑性を確認してもらうために簡単に自己紹介いたします。
- 私は外資系IT企業に所属するエンジニアです。エンジニア歴は20年ほど。
- 時給900円のアルバイトから始めたので、エンジニアとして年収の上げ方は実地で経験済み。
- 本記事で解説する戦略で年収300万台から1100万までアップさせる事が出来ています。
SNSやオフラインで年収をアップしたいという相談は受けるのですが、本記事で解説するような戦略を知らない人が多いと感じます。
本記事を読み終えると【狙う年収別の年収アップ戦略】が理解できますよ。
狙う年収は以下の4パターンで解説
- 500万円
- 600万円
- 800万円
- 1000万円超
本記事は少々量がありますが、年収アップしたいエンジニアにとって間違いなく価値があると自信を持って断言します。
最後まで読まれる事を強くおすすめ致します。
年収アップ戦略①【IT業界の年収事情の理解】
大切なのでもう一度、言いますね。
IT業界で年収を上げたいのであれば、IT業界の年収事情を正しく理解して戦略的に攻める必要があります。
はい。まずは、IT業界の年収事情を知るところからはじめましょう。
あなたの年収にも大きく関わるIT業界の平均年収・年収格差について解説いたします。
- IT業界の平均年収の理解
- IT業界の年収格差の理解
IT業界の平均年収の理解
現在の年収が300万台なら年収アップが割りと簡単な理由は2つあります。
- IT業界の平均年収は600万だから
- 実際に私が27歳で年収550万稼げたから
IT業界の平均年収は600万だから
国税庁が発表している『平成29年分民間給与実態統計調査結果について』によると、IT業界(情報通信業界)の平均給与は約600万円となっています。
こちらの図は「業種別の平均給与」の抜粋です。
つまり、年収300万台というのは、IT業界の平均年収を大きく下回っています。
あなたが平均的なエンジニアであれば、少なくとも平均年収の600万は稼げる可能性が大という事を理解しましょう。
実際に私が27歳で年収550万稼げたから
これを理由にあげてしまうのはちょっと強引ではありますが、実際に私は27歳で年収550万を稼げました。
大学中退でアルバイトからエンジニアを始めて、大学中退者の私がITベンチャーに入ったらどうなったか話すよでご紹介したITベンチャーに始めて正社員として入社した時の年収です。
正直いって27歳としては実力は並程度だったと思います。
しかし、入った企業が正解でした。ベンチャーですがSIの元請けでした。つまりIT業界の稼げるポジションだったのです。
IT業界の年収格差の理解
IT業界は年収格差がエグい業界なので、次にやる事はIT業界の年収格差の理解です。
先ほど言ったとおりでIT業界の平均年収は約600万です。
でも年収300万台のエンジニアも多いですし、一方で800万、1000万を稼ぐエンジニアもいます。
こんな事が当たり前の業界なので、正しくIT業界の年収格差を理解する事が非常に重要です。
同じプロジェクトの他のエンジニアも、だいたい同じで300万台とかじゃないのかな。
年収が高いエンジニアはITコンサルとかGoogleとかにいる一握りのエンジニアだけなんじゃないのかな。
いえいえ、違いますよ。
あなたと同じプロジェクトにも500万、600万、700万、それ以上もらっている人いますよ。
もしあなたがSES契約の下請けエンジニアだったとして、プライムの社員はあなたより年下ですが、多分あなたよりもたくさん稼いでいます。
この事実をちゃんと知って欲しいです。知らないエンジニアが非常に多いです。
ここで質問です。
では、あなたと500万、600万、700万、それ以上もらっている人とは何が違うのでしょうか?年収で数百万も差が出るくらい、実力に差があるのでしょうか?
そして答えです。
あなたと多く稼ぐエンジニアにガチの実力で数百万の差はないですよ。あなたと高い年収を稼ぐエンジニアの違いは、ポジション取りの違いだけです。
つまり、プライムのエンジニアであるか、SES契約の下請けのエンジニアであるか。その差で決定的に年収が違ってきます。
なぜ、このような年収格差が生まれるのか?
先日このようなツイートをしました。
年収を爆上げするヒントはここです
クライアントがあなたに支払う単価が120万であなたがもらっている月収が35万だったとする
その差額の数十万はどこへ消えた!?
ここを考えてもらいたいんですが、10Likeいただきましたので宣言どおり記事にしますね#駆け出しエンジニア#プログラミング初心者 https://t.co/eXO0PH66Xs
— 陽翔@エンジニアになって人生逆転 (@engineer_yosho) September 22, 2019
差額の数十万はどこへ消えた?
年収格差が生まれる理由は、間に挟まっている企業がピンハネしているからです。
この年収格差については【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【SI系】での『SIエンジニアの年収』で詳細に説明しています。MUSTではないですが興味があればチェックしてください。
【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【SI系】
続きを見る
年収アップ戦略②【現状把握】
次に現状把握です。重要です。
IT業界におけるあなたの現在地を確認していきましょう。
- あなたの現在のポジションを把握
- なぜそのポジションを取ったのか整理
あなたの現在のポジションを把握
今、あなたはどのポジションにいますか?正確に把握する事が重要です。
ここでの重要なポイントはWebエンジニアか、SIエンジニアかどうか、という観点ではありません。
IT業界におけるあなたの現在地を以下の2軸で確認する事が重要です。
- 所属会社のビジネスモデル
- プロジェクトにおける役割
この記事を読んであなたが今IT業界のどのポジションにいるか確認してください。
-
【IT業界地図】知らないと搾取されるよ【現在地と目的地はどこ?】
続きを見る
さて、あなたの現在地を把握できましたか?
なぜそのポジションを取ったのか整理
さて、ここで、なぜそのポジションを取ったのか、を思い出してください。
もっと簡単に言うと、なぜ今の会社を選んだのでしょか?という事です。
明確な目的があって選択したのであればとても良いと思うのですが、実際はそうでも無いのではないでしょうか?
IT業界に行くとは決めていて、内定が出た中で一番待遇が良さそうなところを選んだ、という人がほとんどです。
ここで言いたいのは、IT業界ってすごく分かりづらいから、最初から理想的なポジションに入れる人は極一握りだって事です。
その一握りも、IT業界の超有名企業に入ったら結果的に正解だった、ってくらいで、IT業界の構造を見切って入ったわけではないです。
IT業界の中にいる現役エンジニアでさえ正しく把握している人は、ごく一部の勝ち組エンジニアだけです。
という事は?
本記事で解説するIT業界の年収事情を正しく理解して戦略的に攻略すれば、IT業界の勝ち組に入れる可能性は高いです。
年収アップ戦略③【圧倒的に正しい目標設定:狙う年収別】
まず冒頭で、本記事で最も大切な事をお伝えしておきます。IT業界の年収アップの大原則です。
【超重要】IT業界の年収アップの大原則
- IT業界で年収をアップしたければ、年収構造を理解して【稼げる側のポジション】を取るしか方法はない
- 【実力よりもポジション取りが大切】稼げる側のポジションを取る事ができれば、仮に実力はそのままでも年収アップ可能
- 稼げる側のポジションを取る + 市場価値を高める ⇒ 大きく稼げるエンジニア【例:年収800万以上】
これを踏まえてもらい、この章では年収アップの為の【圧倒的に正しい目標設定】について解説します。
そして世の中で一般的に行われている目標設定、特に会社員が毎年やっているような目標設定が、如何に無意味かも話します。
まず、こちらのツイートご覧ください。
そして、今の会社でその年収が達成できるかどうかを把握する。
もし、そもそも今の会社では無理って分かったとしたら、ぬくぬくと「目標設定もどき」をやっている事が本当にアホらしくなるから。
そこに気づいてからが本当の目標に設定です。といつようなブログを書いています。
— 陽翔@エンジニアになって人生逆転 (@engineer_yosho) October 2, 2019
もし、あなたが会社員であれば、一度は目標設定をやった事があると思います。あの目標設定って誰の為にあるか認識していますか?
会社が儲ける為ですよ。あなたの為ではないです。
会社の目標 : 今期の利益○○○万!
↓
部署の目標 : 今期の利益×××万。プロジェクトA、B、Cにて利益確保!
↓
あなたの目標 : プロジェクトAをコスト・納期・品質の面で成功裏に納める!
と、実は起点が会社の利益なのです。
うっかり個人目標をプロジェクトAの成功って書いたりしがちですが、それはあなたの為の目標にはなっていません。
その目標を達成してたとして、その年の評価が良かったとして、あなたの欲しい年収がもらえるのでしょうか?
もらえませんよね?
IT業界で年収アップして勝ち組になる為にはそんな目標設定ではだめです。
正しい目標設定のやり方はこちらです。
- STEP①あなたの欲しい年収額を決定
- STEP②狙うポジションを決定
- STEP③現在地から目的地までのルートを決定
- STEP④そのルート攻略の為のスキルアップ計画を立案
これこそが【あなたの為の目標設定】です。
- あなたの欲しい年収を起点として目標であるから
- 今の所属会社にいる事を前提としてないから
- 目標を達成する事が年収アップに直結しているから
どうでしょうか?
達成するとどうなるかが明確なので、高いモチベーションがキープできますよね。
目標の立て方として圧倒的に正しいと思います。
本記事では
- STEP①あなたの欲しい年収額を決定
をやって頂きます。
STEP②以降は、欲しい年収によって内容が大きく変わるので、以下4パターンで個別の記事で解説します。STEP①の下に個別記事へのリンクを設置しておきます。
- 500万円
- 600万円
- 800万円
- 1000万円超
STEP①あなたの欲しい年収額を設定
明確に年収○○○万円と決定しましょう。後で変更しても全然かまいませんが、一旦は決める事が重要です。
そして、ここで確認してください。
そのあなたが欲しい年収○○○万円は、現在のあなたの所属会社で達成可能ですか?
ヒント:以下の方法などで確認しましょう。
- 会社の年収テーブルが開示されていて達成可能そう
- 実際にその金額をもらっている人を知っている
- 会社の平均年収を比べて現実的に達成できそう
- 上司にぶっちゃけ年収○○○円可能か聞いてみる
もし、欲しい年収が今の所属企業で達成できるのであれば、既に勝ち組側に片足突っ込んでいます。
おめでとうございます!過去の選択が正しかったという事になります。
社内で目標とする人を見つけて、以下の方法で目標年収を稼いでください。
- その人があなたの年次で出していた仕事の成果を真似するところから始める
- その人があなたの目標年収に到達するまでにやった事を真似する
この先は、欲しい年収別に具体的にどのようなルートで攻略していくかの話です。
つまり、既に勝ち組に片足を突っ込むあなたには、この記事をコレ以上読み進める価値はありません。
今後もエンジニアにとって価値のある情報を発信しますので、
もし良かったらツイッター(@engineer_yosho)のフォローをお願いします。
さて、今の会社で欲しい金額を達成できないと分かったあなたは、欲しい年収がもらえるポジションへ移る必要があります。
超重要な戦略の話をしますので、休憩入れつつ読み進めてください。
- STEP①あなたの欲しい年収額を決定
⇒(済)
- STEP②狙うポジションを決定
- STEP③現在地から目的地までのルートを決定
- STEP④そのルート攻略の為に必要な目標設定
- 今の会社がスタート地点。
- 最終的に欲しい年収をもらえるポジションがゴール。
- そしてスタートからゴールまでのルートを戦略的に攻略する。
つまり、これがまさにIT業界の年収格差を乗り越えて【稼げる側のポジション】へ移動する事そのものです。
ステップ②~ステップ④は具体的に狙う年収別に違うので個別記事へ飛んで頂きます。
年収500万円以上を目指す戦略【割と簡単】
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【IT業界】年収300万台から500万を目指す戦略【割と簡単】
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年収600万円以上を目指す戦略【ポジション取り】
Coming Soon
年収800万円以上を目指す戦略【高い市場価値】
Coming Soon
年収1000万円以上を目指す戦略【レバレッジ】
Coming Soon
まとめ:【IT業界】年収300万台からの年収アップ戦略【今日から始めよう】
本記事をここまで読んだあなたは【IT業界で狙う年収別の年収アップ戦略】が理解できています。
という事は、後は行動するだけです。行動して【IT業界の勝ち組】になりましょう。
・・・
とは言っても、本記事を読んでもほとんどの人は行動しないんですよね。
きっと1年後も同じく「あ~、年収あげたいな~」って言っているんですよね。
行動を起こさないと何も変わらないです。
一方、行動を起こした一握りの人は1年後、100万単位で年収が上がっている可能性があります。
さて、あなたはどちらですか?
- 今、行動を起こさず、1年後も今と同じ事を言っている。
- 今、行動を起こして、1年後はお金の問題はクリアしている。
行動するあなたのために、本記事の内容をふりかえります。
年収アップ戦略①【IT業界の年収事情の理解】
IT業界の平均年収は600万。私は27歳で年収550万を稼ぐ事ができました。この事からも現在の年収が400万未満なら年収アップは比較的簡単です。
IT業界の年収格差はエグくて実力ではなく所属ポジションで年収は決まってしまう。実力は同じでも100万単位で差がつく事も普通にありえる。
年収アップ戦略②【現状把握】
IT業界地図にて業界全体を俯瞰し、現在あなたは今どこにいるのかを把握する必要がある。
ビジネスモデル × 役割 = ポジション
年収アップ戦略③【圧倒的に正しい目標設定:狙う年収別】
会社で立てされられる目標は会社の利益のための目標です。正しい目標設定とはあなたが欲しい年収を起点としてた目標です。
まず、欲しい年収を決める事。今の所属会社では欲しい年収に到達できない場合、欲しい年収がもらえるポジションへ移る必要がある。IT業界地図を確認して、現在地、ゴール、現在地からゴールまでのルートを決めましょう。
さあ、今日から始めよう
記事内で超重要とお伝えした事を再度掲載いたします。
【超重要】IT業界の年収アップの大原則
- IT業界で年収をアップしたければ、年収構造を理解して【稼げる側のポジション】を取るしか方法はない
- 【実力よりもポジション取りが大切】稼げる側のポジションを取る事ができれば、仮に実力はそのままでも年収アップ可能
- 稼げる側のポジションを取る + 市場価値を高める ⇒ 大きく稼げるエンジニア【例:年収800万以上】
さて、あなたはどちらですか?
- 今、行動を起こさず、1年後も今と同じ事を言っている。
- 今、行動を起こして、1年後はお金の問題はクリアしている。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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