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エンジニアの種類『目的別9種』を解説。ググっても出てこない話

2021年1月13日

エンジニア

 

未経験からエンジニアになりたい方へ

 

「エンジニアを目指そうと思っているけど、そもそもエンジニアにはどんな種類があるのか知識がないので知りたい。

 

その中で興味が持てそうな種類や自分に向いてそうな種類はどれかを知り、エンジニアへの転職を成功させたい。」

 

そう思っていませんか?

 

そして「エンジニアの種類」と言えば、プログラマー、システム・エンジニア、DBエンジニア、Webエンジニア・・・・のような種類を想像していますよね?

 

しかし、エンジニアへの転職を成功させるには、このような「スキル」で分類した種類ではなく「エンジニアを目指す目的」で分類した種類を知る事が重要なんです。

 

理由は後述しますが、エンジニアに転職したのに「こんなはずじゃなかったのに・・・」と思いたくない方は絶対に読んでください。

 

本記事ではこの9種類に分類して具体的に解説します。

 

あなたが「エンジニアを目指す目的」もしくは「エンジニアになったら大切にしたい事」は何でしょうか?

 

それを頭に置いて読み進める事をおススメいたします。

  • 年収
  • 技術力
  • 成長
  • 働き方の自由度
  • 気楽さ
  • 腰を据えて開発に専念
  • 年収と技術力
  • 年収と自由度
  • 年収とステータス

 

 

本記事の内容

  • なぜ、エンジニアの種類を『スキル』ではなく『目的』で分類すべきなのか?
  • エンジニアの種類『目的別9種』を解説
  • エンジニアの種類で「年収」を選択すると可能性が広がる
  • エンジニアの種類と同時にIT業界についても知るべきである

 

 

どうも、陽翔(@engineer_yosho)です。

本記事の信憑性を確認してもらうために簡単に自己紹介いたします。

  • 私は外資系IT企業に所属するエンジニアです。エンジニア歴は20年ほど。
  • 大学を中退していて、アルバイトからエンジニアをスタートしました。
  • アルバイト⇒派遣社員⇒フリーランス⇒会社員というキャリアを通ってきました。
  • 自社開発、SES、受託開発、を実際に経験しています。
  • 参考までに年収をお伝えすると、現在は1100万円ほどを稼ぐ事が出来ています。

 

先日このようなツイートをしました。

 

反響が大きかったので本記事を書く事に決めました。

 

エンジニアになった目的とエンジニアとしての働き方(≒ポジション)を完全なる私見で解説していきます。

 

『目的別9種』はこうなります。

  • 年収
    ⇒受託開発プロマネ、コンサル
  • 技術力
    ⇒Webエンジニア、アーキテクト
  • 成長
    ⇒ITベンチャー
  • 働き方の自由度
    ⇒リモートエンジニア
  • 気楽さ
    ⇒SESエンジニア、派遣社員
  • 腰を据えて開発に専念
    ⇒自社開発エンジニア
  • 年収と技術力
    ⇒GAFAM
  • 年収と自由度と自己責任
    ⇒フリーランスエンジニア
  • 年収とステータス
    ⇒外資系投資銀行エンジニア

 

 

未経験からエンジニアになろうと思っている全ての人にとって、十分に価値のある記事だと思います。

 

なお、理由は後述しますが、本記事で書いているような事はググっても出てこない話です。

 

是非、最後までお付き合いください。

 

 

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エンジニアの種類『目的別9種』を解説。ググっても出てこない話

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まず「エンジニアを目指す目的」について補足しておきます。本記事で言う「目的」は以下に言い換えられるものです。

  • エンジニアになりたいと思った目的
  • エンジニアになったら得たい事
  • エンジニアになったら大切にしたい事

 

これを踏まえて、あなたがエンジニアを目指す目的を思い出してみてください。

 

なぜ、エンジニアの種類を『スキル』ではなく『目的』で分類すべきなのか?

目的から逆引きして目指すべきエンジニアを決めるというのが正しい選択方法にだからです。

 

「エンジニアの種類」と言えば、プログラマー、システム・エンジニア、DBエンジニア、Webエンジニア・・・・のような種類を知りたいと思っていますよね?

 

しかし、このような「スキル」で分類した種類を知るよりも、これからエンジニアを目指そうとしているあなたが知るべき最重要な事は他にあります。

 

理由は「スキル」に着目して目指すエンジニアの種類を決めて、就職活動・転職活動を始めても失敗する確率が高いからです。

 

実際、日本のエンジニアの多くは、理想と現実の狭間で不満や不安を抱えているという現実があります。(あなたの周りにもしエンジニアがいたら本音を聞いてみると良いかと思います。)

 

 

突然ですが、、、あなたがエンジニアになろうと思った理由や目的は何でしょうか?

 

 

当然、人それぞれかと思いますが、こんな感じですかね。

  • 年収
  • 技術力(手に職をつける)
  • 働き方の自由度
  • ・・・・

 

そして、今、IT業界は空前の人材不足です。未経験からでもエンジニアになれるチャンスは十分にあります。

しかし、エンジニアになれたとして、エンジニアになりたいと思った目的が果たせなかったら、それは成功なのでしょうか?

 

話しを戻しますね。

 

例えば、あなたがエンジニアになりたい理由が「年収1000万」だとします。

 

しかし、「スキル」で分類したエンジニアの種類と特性を眺めるていると、「今人気の高いキラキラしたイメージのあるWebエンジニアを目指そう!」って判断してしまいガチです。特にSNSで情報を取っている情報感度が高い人ほどそうなります。

 

しかしWebエンジニアで年収1000万取るのはまず不可能です。

 

これでは、エンジニアになったのに、思っていたのと違う、と理想と現実に乖離がでて幸福度が下がりますね。

 

スキル別のエンジニアの種類とあなたがエンジニアを目指す目的は全くリンクしていないからです。

 

 

つまり、これからエンジニアを目指すあなたが知っておくべき最重要事項は以下です。

  • エンジニアになりたいと思った「目的別」に分類したエンジニア9種を知る
  • その中から目指すべきものを決める

 

就職・転職で成功したいと思うのであれば、スキル別のエンジニアの種類(プログラマー、システムエンジニア、Webエンジニア、DBエンジニア・・・・)を知る事は、本記事の内容を理解してからで遅くありません。

 

 

なぜググっても出てこない話なのか?

 

本記事で解説するような考え方が必要だと気づいているエンジニアがごく少数だからです。

 

先ほども書いたとおり、日本のエンジニアの多くは理想と現実の狭間で不満や不安を抱えているという現実があります。なぜでしょうか?本記事で解説するような考え方の存在自体を知らないからだと、私は考えています。

 

エンジニアとして比較的優秀な人でも所属するポジションに無頓着で、天上界は羨ましいなと思いつつも自分には無理だなって思っていたりします。非常にもったいないです。

 

一方、大手SIerやITコンサルもしくはWeb系自社開発企業などで、充実した日々を過ごすいわゆる勝ち組エンジニアも多くはこのような考え方を意識していません。新卒採用でいきなり良い環境に飛び込めていて、その後転職したとしても有利な条件で転職でてきる可能性が高いからです。下界の事には興味がないって感覚に近いです。

 

IT業界は本当に格差が激しい業界で、同じエンジニアと言ってもエンジニアとしての幸福度に大きな差があります。

 

私のキャリアはかなり特殊です。特殊が故、IT業界の下から上までを見てきたからこそ、こんなはずじゃなかったというエンジニアを大勢見てきまし、幸福度の高いエンジニアも大勢見てきました。

 

そういった背景があるので、

目的別にエンジニアの種類(≒ポジション)を知り、その中であなたが目指したい道を選ぶべきだ

 

という話ができるのだと思っています。

 

 

エンジニアの種類『目的別9種』を解説

 

先日のツイートはサクッとツイートしたものなので、改めて熟考して整理しなおしたものがこちらです。

  • 年収
    ⇒受託開発プロマネ、コンサル
  • 技術力
    ⇒Webエンジニア、アーキテクト
  • 成長
    ⇒ITベンチャー
  • 働き方の自由度
    ⇒リモートエンジニア
  • 気楽さ
    ⇒SESエンジニア、派遣社員
  • 腰を据えて開発に専念
    ⇒自社開発エンジニア
  • 年収と技術力
    ⇒GAFAM
  • 年収と自由度と自己責任
    ⇒フリーランスエンジニア
  • 年収とステータス
    ⇒外資系投資銀行エンジニア

 

因みに分類方法は完全に私見です。IT業界のリアルを伝えたいので、私が実際に経験したり見聞きしたものだけをお伝えします。

 

1つずつ解説していきます。

 

【年収】 受託開発プロマネ、コンサル

目的が【年収】であれば、受託開発一択です。結局、IT業界は売上を上げられる人、収益を上げられる人の年収が高くなります。

 

ITコンサルタントは、企業のIT戦略などの最上流工程に入りシステム開発案件を受注する事で売上を立てる事ができるし、ERPパッケージの導入もITコンサルタント職のメジャーな役割で、売上や収益を上げる事ができます。

 

また、プロジェクトマネジャーはセールスやITコンサルタントが受注した、大規模プロジェクトを予算どおりに遂行する事で利益を上げるという役割です。

 

日本のIT業界において数十億円~数百億円の大規模案件は大手SIerかITコンサルティングファームが独占している状態です。つまり、エンジニアになり高い年収が欲しいのであれば、大手SIerかコンサルティングファームで、プロジェクトマネージャーかITコンサルタントを目指すべきです。

 

高めの学歴がある学生の方は、新卒カードを使って大手SIerやITコンサルティングファームに入るのが一番良いです。しかし、新卒では入れなかった人でも、転職ルートで目指す事も全然可能です。

 

SES⇒大手SIer⇒ITコンサルと転職でステップアップするルートは再現性が高いのでおススメですよ。

 

 

【技術力】 Webエンジニア、アーキテクト

目的が【技術力】の場合、Web系企業でWebエンジニアになるか、大手SIerでアーキテクト職に就くべきです。

 

アーキテクトとは大手SIerやその関連会社に所属するエンジニアの一種です。大規模プロジェクトの全体のアーキテクチャの設計やアプリケーションフレームワークを開発を行う為、通常のエンジニアよりも高い技術力で価値を発揮する事が求められます。

 

そして、今大人気のWebエンジニアも高い技術力が必要とされます。Web系の案件はモダンなプログラム言語やフレームワークやライブラリーを積極的に使うので、新しい技術のキャッチアップがMUSTです。そして、SIerとは対極的で比較的小さいプロジェクトをクイックにリリースする為、要件定義~設計~実装~テストまで全ての工程を担当できる必要があり、広い知識が求められられるからです。

 

 

【成長】 ITベンチャー

目的が【成長】であればITベンチャーを狙ってください。

 

会社が黎明期だったりすると、会社そのもの枠組みや仕事の枠組みが出来上がっていなくて、何から何まで自分で作り上げる必要があったります。また、誰が拾うべきがあいまいな仕事も多くあり、放っておいても誰もやってくれないので自分で拾いに行く必要があります。そのような環境の中で仕事で成果を挙げるにはどうするかを考え、実際に経験する事で大きく成長する事が可能です。

 

必要なのは自走力とかそういうレベルではなくて、私の実体験としては荒波の中を泳いでいくような感覚でした。最初はこのカルチャーに戸惑う事になると思います。

 

カルチャーの話のついでに、ITベンチャーは人間関係が割りとフラットで自由を感じます。社長や上司が言っている事が間違っていると思えば、間違っていると言えば良い。そこに何か遠慮のようなものは必要ないです。

 

ハードワークになる事は多いと思いますが、それと引き換えに覚醒する可能性がある。それがITベンチャーの魅力です。

 

また、新しい事をやりたい、既存の枠に囚われない事をやりたい、大きな裁量を持って仕事をしたい、若くして出世したい、その様な方もITベンチャーを狙っていくと良いです。

 

そして学歴に自身がない方もITベンチャーは非常に狙い目です。理由はこちらです。

  • 人材確保に苦労しているから入社のハードルが低い
  • 極めて優秀な創業メンバー・チャレンジングな同僚ががすごく身近にいる
  • 経験が浅くても最良が大きくチャレンジしまくれるので2倍速で成長できる
  • 会社自体が拡大してるので昇格して昇級しやすい

 

ITベンチャーのメリットについては大学中退者の私がITベンチャーに入ったらどうなったか話すよにまとめましたので是非読んでみてください。

大学
大学中退者の私がITベンチャーに入ったらどうなったか話すよ

続きを見る

 

逆に、きっかりと役割分担が決まっている仕事をしたい、基本的には既存の枠の中で価値を発揮したい、というタイプにはITベンチャーは苦痛でしかないですし、成果も出せずそして成長もできないと思います。その点は注意して選択してください。

 

 

【働き方の自由度】 リモートエンジニア

目的が【働き方の自由度】というのはエンジニアならではですね。満員電車を人生からなくしたいのであれば、フルリモート可能な企業や現場を選びましょう。

 

しかし顧客先常駐の受託開発やSESだと難しいです。Web系企業はリモート可能な企業も多いと聞きますし、フリーランスエンジニアとしてリモート案件を獲得するという手もありますね。

リモートの勤務のデメリットを2つ言っておきます。

  • 自己管理能力が必要
  • スキルアップが停滞する可能性がある

 

 

【気楽さ】 SESエンジニア、派遣社員

【気軽さ】を求めるならSESエンジニア、もしくは派遣社員のエンジニアを目指すと良いです。

 

SESエンジニアについては賛否両論あると思いますが、もし自分がSESエンジニアになるとしたら何を求めるかで考えました。SES契約は成果物責任はないし、本当にヤバい現場であれば契約更新せずに引き上げるという事もできるわけです。もちろん、所属する会社次第ではありますが、成果物責任を伴う受託開発とはプレッシャーの大きさが全く違います。ある年数の経験があれば地雷案件を踏む確率も低くできます。

因みに、私は駆け出しエンジニアの頃にSESエンジニアだった事がありますが、受託開発のプライムのエンジニアになる為のそれは通過点として考えていました。

 

ITベンダーの正社員から派遣社員のエンジニアになるキャリアを取る人が一定数います。エンジニアには手に職だと感じます。普通の事務系の派遣だと自給は1500円とかだと思いますが、エンジニアの場合は2500円とか3000円とかそんな感じです。

 

例えば、ユーザー企業の社内SEとして派遣されたりするとかなりお気楽な感じです。残業なし、週末出勤なし、それで時給2500円です。年収にすると500万程度ですけど、人間関係とかで嫌になったら別のところに移るのも容易です。いい現場に当たれば、多少がんばって評価出していれば、何年もい続ける事は可能です。

 

マネジメントや顧客調整など煩わしい事とは無縁でひたすらプログラミングだけしていれば良いという、感じです。実際に私は派遣社員エンジニアを数年やっていましたが、そういうエンジニアの人は何人か見てきました。

 

 

【腰を据えて開発に専念】 自社開発エンジニア

【腰をすえて開発に専念】したいなら断然、自社開発エンジニアを目指しましょう。受託開発のエンジニアになるとクライアントのシステムを開発する事になり、顧客対応で振り回されたり、納得間の無い開発をする事になったり、ウォーターフォール開発の煩わしさを避けて通る事ができません。

 

一方、自社開発であれば当然顧客はいません。また、企画から開発・運用までを手がける事ができて全工程に精通できるというメリットがあります。そして何より自社システムを育成する感覚があり自分が開発するシステムに愛着がもてます。

 

詳しくは【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【社内SE】にも書いているので是非確認してみてください。

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【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【社内SE】

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【年収と技術力】 GAFAM

さて【年収と技術力】どちらも獲得したいのであれば、GAFAMを狙っていく必要があります。

 

言わずと知れたGoole、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft、インターネットの神です。年収1000万以上も当然可能だし、高い技術でバリューを出して生きていく事になります。

 

詳しくは【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【Web系】にも書いているので是非確認してみてください。

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【IT業界の歩き方/業界研究】IT業界の構造を理解【Web系】

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【年収と自由度】 フリーランスエンジニア

【年収と自由度】を手に入れたければフリーランスエンジニアです。加えてフリーランスエンジニアは個人事業主や法人のケースもあると思いますが、経営者となりますので自己責任もついて回ります。サラリーマンみたいにかなりの部分が保障されている働き方ではありません。

 

でも、それでも年収面や自由度の魅力は大きいと思います。経験が浅くても月単価50万くらいの案件も取れますよ。

 

【年収とステータス】 外資系投資銀行エンジニア

最後はちょっとおまけ的です。目指そうと思っても中々むずかしいのですが、現実にそういうエンジニアもいるんだという事を知ってもらう為に書こうと思います。

 

【年収とステータス】を目的するのであれば、外資系投資銀行のエンジニアです。余り馴染みがないと思いますが、ゴールドマン・サックスやメリル・リンチの社員としてエンジニアになるという道です。

 

かなり難易度は高いのですが人の紹介があれば可能性はあります。私の周りには数人います。

 

そもそも、外資系投資銀行は戦略系コンサルティングファームに並び年収は破格です。そしてそのステータスも一級品です。投資銀行というとファンドマネージャーを想像しますが、社内システムを開発・運用するエンジニア部隊も抱えてそのポジションの事を指しています。

 

外資系投資銀行のエンジニアの給与水準は当然投資銀行のそれなので、投資成績と連動するファンドマネージャーの年収とは比べ物にならないですが、最低でも1000万以上の世界と聞いた事があります。

 

興味がある人はまず、投資銀行に勤める人とのコネクション作りから始めてみては如何でしょうか?

 

 

エンジニアの種類で「年収」を選択すると可能性が広がる

収入

 

「目的別にエンジニアの種類(≒ポジション)を知り、その中であなたが目指したい道を選ぶべきだ」という話をしてきました。

 

しかし、目的がなかなか定まらないという事もあると思います。年収も得たいけど技術力も身につけたいし、自由は働き方もしてみたい・・・・という風に。

 

そのような場合は、エンジニアになり走りながら目的を見定めていく、という事も全然ありです。

 

  • 年収
  • 技術力
  • 成長
  • 働き方の自由度
  • 気楽さ
  • 腰を据えて開発に専念
  • 年収と技術力
  • 年収と自由度
  • 年収とステータス

 

その場合、1つだけアドバイスがあります。

 

まだ、目的が定まらないのであれば、いったん目的を「年収」としましょう。

 

理由はざっくりとこんな感じですね。

  • 単純にお金があって困るという事はない
  • 年収が高いエンジニアになる為には高い能力が求められるのでおのずとレベルが上がる
  • 年収が高いエンジニアになるとその後の可能性が広がる
  • 年収が高いほうから低いほうへは転職は簡単。その逆は難しいから

 

「年収」を目標にして大手SIerやITコンサルティングファームに入った後、「やっぱり受託開発ではなくて自社開発をやってみたい」とか「ITベンチャーに入り大きな裁量を持って働いてみたい」と思ったとしても、転職してシフトする事は難しくはありません。かなり広めの選択肢を手にしている事になります。

 

ひとつだけアドバイスするとすれば、目標を「年収」から別のものに変えて転職すると年収が下がりますので、生活レベルを上げすぎないで貯蓄や投資資産を作っておくと怖いものはないかと思います。

 

逆のパターンは結構むずかしいです。目標を定めないと人間なかなか頑張らないので、気づいたらITコンサルになっていた。って事はないので、普通に頑張って中の上くらいのレベルの例えばSESのエンジニアになっている事が多いかなと思います。

 

そして、30歳くらいに例えば結婚や子供を持った事をきっかけに「年収」に目標を定めたとする。その時点からSESエンジニアがITコンサルに転身して年収を上げるのはハードです。あなたのスキルも足りないかもしれなくて、そこから奮起してレベルアップが必要です。不可能ではありませんが選択肢が広いとは言えません。

 

 

エンジニアの種類と同時にIT業界についても知るべき理由

IT業界

 

本記事をここまで読んでくれているあなたは、

 

「エンジニアを目指そうと思っているけど、そもそもエンジニアにはどんな種類があるのか知識がないので知りたい。

 

そして、その中で興味が持てそうな種類や自分に向いてそうな種類はどれかを知り、エンジニアへの転職を成功させたい。」

 

 

と、未経験からエンジニアを目指す方だと思います。そして、エンジニアになろうと思った目的を果たして、幸福度の高いエンジニアライフを目指していますね?

 

そうであれば、エンジニアの種類を知る事もそうですが、そもそもIT業界自体の仕組みについて知る必要があります。

 

なぜかというとIT業界は格差がエグい業界だからで、それは「年収」格差だけでなく「エンジニアとしての幸福度」にも格差があるのですが、その格差がある理由はまさに無知によるものだからです。

 

実は、現役のエンジニアもIT業界の仕組みを正しく把握できていない人が多く、日々不満や不安を抱える決して幸福ではないエンジニアライフを過ごしています。

 

具体的にはどういう事か、先日のツイートをご紹介いたします。

あなたは、どう思いますか?私には非常に思うところがありました。

 

最近はIT業界のこの格差を敢えて「上層」「下層」という言葉で表現しています。

 

このベテランエンジニアの「私には無理ですよ。」という発言の背景にあるのは、自分がIT業界の「下層」にいて「上層」の住人にはなれないという決め付けがあると思います。越えられない壁で区切られた「上層」「下層」という階級制度を脳内で作り上げてしまっています。

 

その根本原因は、IT業界を知らな過ぎだからなんですよね。

 

IT業界にエグい格差がある事を知らずにSESエンジニアとしてキャリアをスタートする。

SESエンジニアで不満や不安を抱えるも、エンジニアはそんなものだと考えてしまう。もし、SESエンジニアに不満があるのであれば、SIerやITコンサルへ転職すれば良いのにできなかった。(無知継続)

そして、長い間SESエンジニア(つまり下請けエンジニア)として働いていると、元請けであるSIerやITコンサルの所属のエンジニアと、自分は住む世界が違うとすり込まれてしまう。

 

 

先ほどのベテランエンジニアにはそれ以上は聞いていないので真実のところは分かりません。業界を知った上で敢えて3次請けにいるのかもしれません。しかし、仕事ぶりからは向上心を感じますし、もっと上流をやっていきたいように見えます。

 

「エンジニアとしては優秀なのに会社選びで壊滅的な失敗をしている。」

おそらくはそいういうエンジニアの一人なのではないかと思ってしまうのです。

 

幸福度の高いエンジニアライフを送りたければ、IT業界の仕組みをしっかりと把握しておく事は必須となります。本ブログでもIT業界について多くの記事で書いていますので是非ごらんください。

 

IT業界について知るための記事をご紹介

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【SESはなくならない】シリコンバレーのエンジニアから聞いた衝撃の一言と日本ITをサバイブという話

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【IT業界】年収300万台からの年収アップ戦略【狙う年収別に解説】

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まとめ:エンジニアの種類『目的別9種』を解説。ググっても出てこない話

 

そろそろ、本記事も終了となります。ここまでを振り返りたいと思います。

 

 

エンジニアの種類は「目的」で分類すべき

目的が年収1000万の人が、Webエンジニアを選択すると失敗するという例で解説しました。

エンジニアになってみてたら、思っていたのと違う、と理想と現実に乖離がでて幸福度が下がる事、これが失敗ですね。スキル別のエンジニアの種類とあなたがエンジニアを目指す目的は全くリンクしていないから失敗するのです。

目的から逆引きして目指すべきエンジニアを決めるというのが正しい選択方法になります。

 

 

エンジニアの種類「目的別9種」を解説

本記事のメインの内容です。以下を解説しました。

  • 年収
    ⇒受託開発プロマネ、コンサル
  • 技術力
    ⇒Webエンジニア、アーキテクト
  • 成長
    ⇒ITベンチャー
  • 働き方の自由度
    ⇒リモートエンジニア
  • 気楽さ
    ⇒SESエンジニア、派遣社員
  • 腰を据えて開発に専念
    ⇒自社開発エンジニア
  • 年収と技術力
    ⇒GAFAM
  • 年収と自由度と自己責任
    ⇒フリーランスエンジニア
  • 年収とステータス
    ⇒外資系投資銀行エンジニア

もしもう少し詳しく解説が必要であれば、TwitterのDMから質問してください。大歓迎です。

 

 

エンジニアの種類で「年収」を選択すると可能性が広がる

エンジニアになる目的がまだ明確ではなく走りながら決めるでもOKです。ただし、その場合はいったん目的は「年収」としましょう。

理由はこちらです。

  • 単純にお金があって困るという事はない
  • 年収が高いエンジニアは高い能力が求められるのでおのずとレベルが上がる
  • 年収が高いエンジニアになるとその後の可能性が広がる
  • 年収が高いほうから低いほうへは転職は簡単。その逆は難しいから

 

 

エンジニアの種類と同時にIT業界についても知るべきである

エンジニアになろうと思った目的を果たして、幸福度の高いエンジニアライフを目指すのであれば、エンジニアの種類を知る事もそうですが、そもそもIT業界自体の仕組みについて知る必要があります。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

 

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