- 今どき、学歴なんて本当に必要なの?
- マジで勉強に意味を感じない。
時間とお金の無駄だから中退したい。
- 学歴を手放したら人生どうなるの?
- 事情があり大学中退した。
もう人生詰みなのか知りたい。
- 努力するから大学中退・低学歴でも
人生何とかする方法を知りたい。
って思っていませんか?
私も大学中退しているので良くわかります。
「ぶっちゃけ、学歴なんて不要。時間とお金の無駄だから大学なんて辞めた方が良いです。」
って言う人がいたら要注意です。
そんな言葉に踊らされて大学中退したら間違いなく後悔しますよ。
どうも、陽翔(@engineer_yosho)です。
略歴 (プロフィール)
今から20数年前、大学3年の夏に中退。現在は外資系IT企業に勤めるITエンジニア。今でこそ年収1,000万以上を得ているが、中退直後は就職に失敗して年収170万のどん底生活を送っていた。
この記事では「大学中退者から見た学歴」について書いています。中退後22年目を迎えた私が、実際にこの目で見て、この身で実感してきた真実です。
この記事にたどり着いたあなたは「学歴って本当に必要なの?」という疑問をお持ちでしょう。かと言って「大学中退しても全くの無風、なんらハンデが無い」とも思っていないはずです。
じゃ、学歴を失ったら実際のところはどうなのか?
この記事を読めば、それを大学中退者目線でリアルに知る事ができるはずです。
学歴に対して疑問を持っている人、中退を考えている人には、きっとメリットがあるはずです。
この記事の結論
- 大学は卒業すべき。わざわざ人生を不利にする必要はない。
- かと言って、大学中退でも人生を諦める必要もない。
是非、最後までお付き合い下さい。
「大学中退後の人生12の真実」トップへ
-
大学中退してよかった?後悔している?【大学中退12の真実:人生の岐路に立つあなたへ】
続きを見る
» 大学中退してよかった?後悔している?【大学中退12の真実:人生の岐路に立つあなたへ】
大学は卒業すべき。わざわざ人生を不利にする必要はない
大学は卒業しとこう。
私は大学を中退した側の人間ですが、「卒業すべき」と強く主張します。


って、思わないで下さい。
ちゃんと理由と根拠もお伝えします。時間の無駄にはさせません。
私の主張の理由は明確です。
日本の社会は学歴が高い方が圧倒的に優遇されているからです。言い方悪いですが、この優位性を利用しない手は無いからです。
- 大学の勉強が面白くない?
- 勉強に意味を感じない?
- 時間の無駄に感じる?
全て問題ありません。些細な事です。
それでも卒業して学歴さえ手に入れれば、その後の人生は有利に生きられますから。
と言うか「大学の中退率は7%」なので、93%という大多数は卒業してその権利を持っているからそれが普通。
つまり「中退したら学歴が無いから有利ではないだろうけど、まぁ、プラマイゼロくらいでしょ?」くらいに思っていたら大間違い。
ゼロより上なのは大卒以上。大学のランクで100点から1点までランク付けされている感じです。感覚的に、大学中退者はマイナス100点くらいからのスタートです。
私も中退する瞬間は「まぁ、学歴なくてもどうにかなるだろう」って思っていましたが、自分の考えが大甘だったって事を思い知らされました。


中退して学歴を失うという事は、
小学生の頃からの15年くらい、人生の多くの時間を費やして積み上げてきた「勉強してきた過去」が、全て無かった事になる
って事です。
ちょっと大げさなって思うかもですが・・・いやいや、それくらいに思っておくべきです。だから、私は大学は卒業しておくべき、と主張しています。
その根拠はこちらです。
高学歴だと…
- 選択肢が圧倒的に広い。多くの中から選ぶ事が可能。
- スタート地点が既に高い。最初から天地の差が付く。
- 無条件で優秀な人間として扱われる。
- 社会人として成長する為の良い環境が揃っている。
- 出世や年収が制限されない。
選択肢が圧倒的に広い
学歴が無いとチャンスすら与えてもらえません。
- 大卒以上じゃないとエントリーすら出来ない
- 学歴フィルターによる足切り
まだまだ、日本は学歴社会と言わざるを得ません。大学中退者に選択肢などありませんから。
「学歴=選択肢の幅」って考えて間違いないです。
例えば、大学中退者が中退後の就職で「やっぱり、SONYっていい会社だよね。応募してみよう」って思っても無理です。
私が中退した大学はMARCHだったのですが、MARCHであればもしかしたらチャンスはあったかも知れません。
同じ私なのですが、中退した瞬間にその可能性は絶たれました。
繰り返しですが「学歴=選択肢の広さ」なのです。実際に、中退後の私に選択権はありませんでした。
スタート地点が既に高い
中退者目線で感じた事の1つですが、大企業・一流企業に入るって事は、スタート地点が高いんです。私はどん底から見上げていましたよ。
富士山登山に例えるとこんな感じです。
- 高学歴:5合目までバスで送迎
- 中 堅:3合目までバスで送迎
- 低学歴:1合目からスタート
- 中 退:樹海からスタート
「到達した高さ=年収」と考えて下さい。
高学歴の人は大企業・一流企業に入り初年度から年収400~500万くらいもらえます。学歴が高い程、最終的に到達できる高さも高いわけです。スタートが違いますからね。
中退者はアルバイトで年収200万未満かもしれません。そして、生涯かけても5合目にも到達できない人も大勢いるのが現実です。それは、大学中退者の収入事情を知ってもらえば明確に分かります。
無条件で優秀な人間として扱われる
就職という観点で見ると、高学歴だと無条件で優秀な人間として扱われます。実際に優秀かどうかは問われません。
例えば、最高ランクの東京一工卒業見込みであれば、最高に優秀な人間として扱われます。
これは職歴が無く、仕事面で判断する事ができないので、学歴で100%判断されるからです。つまりですね、ゴリゴリに学歴マウントできるって事です。
そして、ほぼ無条件で大企業・一流企業へ入社する権利を手に出来ます。このメリットは、結局、令和の現代においても、圧倒的なアドバンテージになります。
一方で、大学中退すると無条件で下流の人間として扱われます。詳しくは大学中退者は世の中でクズ扱いか?世界は2度ひっくり返る【抜け出す方法はあるよ】で書きました。
社会人として成長する為の良い環境が揃っている
大企業・一流企業の方が間違いなく環境が良いです。圧倒的に良いです。
- 求められる仕事のレベルが高い
- 上司・先輩・同僚のレベルが高い
- 研修・講習・留学など、勉強できるリソースが揃っている
- 到達できる年収が高くモチベーションが沸く
ここでも、富士登山に例えましょう。
ガチでこれくらい圧倒的な差がありますからね。
高学歴
- 与えられる装備が格段に良い
- 富士山を踏破して山頂までたどり着いた人が多い
- 富士山を踏破する為のノウハウもたくさんある
- そして何より、頂上を目指す仲間がたくさんいる
中堅・低学歴
- 与えられる装備が微妙
- 富士山を踏破して山頂までたどり着いた人がゼロ
- 富士山5合目までのノウハウしなかい
- 「いや、ここから頂上は無理っしょ」って感じで頂上を目指さない
大学中退の場合(私の感じた感覚)
- 装備は与えられない
- 富士山を踏破というか、コンパスが役に立たず、自分がどこにいるか不明
- 何より「そもそも頂上行く意味ある?」って、最初から諦めている。
- 遥か彼方に頂上が見えているが、そもそも道がつながっているのか疑問
出世や年収が制限されない
職業や会社によりますが、大卒者・大学院卒者、高ランク大学卒業者でないと、ある一定以上に行けないという事があります。
それが明確が定められていないという点が厄介で暗黙のルールとして、「高卒者は課長職にはなれない」、とかが決まっていたりします。
年収テーブルが、高卒者と大卒者で違うというケースも多々あります。
高卒者の会社では先輩になりますが、大卒者の初任給よりも低い、なんて自体が起こります。
与えられるチャンスにも格差があります。
大卒新卒者が入社した時点では、社会人経験は高卒者の方が数年上なわけですが、会社は大卒者にキャリアになるような仕事を回します。
その結果、大卒者は実力を付けて出世して行きます。高卒者は誰でも出来るような仕事しか与えられず、スキルや経験は停滞し、本来は身に着けられるはずだった実力を身につけるチャンスが与えられない、という事になります。
かと言って、大学中退でも人生を諦める必要もない
大学は卒業すべき。理由は人生を有利に進める事ができるから。と言いました。
では、大学中退したしまったら人生詰みで諦めるしかないのか?、と言うと「今は」必ずしもそうでもありません。
経済的な理由などで、苦渋の決断で大学中退せざるを得ない方もいると思います。
もしあなたがそのような状況にあるなら、「人生諦める必要は無いよ」と明確に伝えたいです。時代の風向きが味方してくれてます。
まず、私自身が中退後の人生をどうにかできたから、「人生あきらめる必要はないよ」と主張します。
遠回りはしましたが、サラリーマンの1つの成功ラインである年収1,000万は超える事ができました。大卒者の平均年収500万の倍の年収です。
エンジニアになり人生逆転した例です。参考までに
✅21歳 年収170万
大学中退バイトエンジニア✅25歳 年収400万
派遣エンジニア✅30歳 年収600万
ITベンチャー✅35歳 年収800万
ITベンチャー管理職✅40歳 年収1100万
外資系IT管理職#駆け出しエンジニア— ヨーショウ@中退からの人生逆転 (@engineer_yosho) January 3, 2020
急に何だと思うかもしれませんが、今はかなり幸せです。やりたい仕事もできていて、人生が生きずらいというストレスも感じる事は無くなりました。
話を戻して、時代の風向きがどうなっているかを、ざっとサマリーします。
一昔前(2000年代くらいまで)
一昔前の「学歴」の価値とは「高学歴=人生勝ち組」というくらい絶対でした。
- 良い大学に入り、大企業に入れれば安泰
- 終身雇用と年功序列に守られて「高学歴=勝ち組確定」
- 出世にも学歴が大きく影響する
- 出世するにはその会社で通じる能力が必要
- 転職するのはむしろ負け組
- つまり、チャンスは新卒入社の1度のみ
今以降(2010年代以降)
今は状況が全然ちがいます。今後はもっと急激変わっていきますよ。
- 時代の変化が早くなり大企業もつぶれる時代
- 終身雇用・年功序列が崩壊し始めて、成果主義に移行
- 出世は実力の比重が高まり学歴の比重は薄まる
- その会社でしか通じない能力では転職後に通用しない
- 攻めの転職をキャリア設計に組み込んで人が勝ち組
- つまり、学歴が無くてもチャンスはある
さて、これから更に「大学中退しても人生諦める必要はない」理由と根拠を深堀りして行きます。
- 年功序列・終身雇用の崩壊
- 成果主義に移行し転職が当たり前に
- 転職には一定のリスクがあり、大企業から転職はネガティブになりがち
- となると、やっぱり学歴は不要なのでは?
かなり長いですが全部読んでもらえば、「確かに諦める必要は無いかもな」って思えるんじゃないかと。本当に諦めて欲しくないです。
年功序列・終身雇用の崩壊
あと10年もすれば、「昔、日本には年功序列・終身雇用と言うものがあってね」って言われます。間違いないです。
ここに大学中退者が人生諦める必要が無い理由があります。
年功序列・終身雇用とは何だったのか?
それは、年齢・勤務年数に応じて役職や給料を上げていくよ、という事。加えて、ライフステージに応じて給料上げる事で、一生涯、安心して働いてもらえるよ、という事でもある。
もうちょっとイメージしやすいように例を出すとこんな感じです。
20代前半は余りお金が必要ないだろうから給料は低め、結婚や出産や住宅購入する30代には役職を与えて給料を上げて行き、子供の教育費が重なる40代は管理職にして更に給料を上げる。子供が独立する50代半ばで役職定年を迎えて、それなりに余裕のある年収とゆとりある時間で定年までを過ごす。そして定年後は年金で悠々自適な老後を過ごす。
「えー、それって実力は関係無いの?」って思いますが、そうですね。まぁほぼ関係無いです。年功序列が大前提にあり、その上ではじめて実力が評価された時代です。
つまり、どんなに実力があっても、5年先輩を追い越して課長になれる事は絶対にないのです。同期の中で出世するとか、せいぜい1つ2つ先輩を追い越せるかどうか、そんなものです。
今でも日系大手は年功序列な会社もまだまだ残っていて、年次が1つ上なのか下なのかに非常に気を使って生きています。
本当に、ガチで仕事が出来過ぎる、もしくはガチで仕事が出来な過ぎる、という上下数%のレアな人は何か特別な対応はあったかもしれません。(下の方の人は、まぁ窓際族というアレです。)
話を戻しますが、一昔前の年功序列の時代、勝ち組になるにはこの列に並んで自分の番が来るのを待っていれば良かった。というか、この序列で並んで待つ以外に方法が無かったんです。


大丈夫でした。それは終身雇用が守ってくれていました。
ちょっと補足すると、これは、1950年代以降の日本の高度成長期の右肩上がりの経済という時代の潮流が後押しして成立してたんですよ。
逆を言えば、年功序列・終身雇用というのは、日本の高度成長期時代の遺産であり、経済が停滞期を経て衰退に向かっていく今後の日本では成立するはずが無い、と私は捉えています。
更に、日本経済の衰退・インターネットによる競争激化・グローバリゼーションによる日本の欧米化、など色々な要因が重なり、この年功序列は崩壊の一途を辿っています。
昨年2019年5月13日のトヨタ自動車の豊田社長の発言は記憶に新しいです。
トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。
それ以前に、2000年代の日本でのインターネットバブルは衝撃的でした。
インターネットと新しい技術を駆使したベンチャー企業が台頭して、ライブドア(現在のLINE)、楽天、ソフトバンクが生まれた時代です。
今やこれらの企業はベンチャーというよりも日本を代表する大企業になってしまいましたよね。
このくらい時代、2000年代半ばくらいから、高学歴の学生が大企業ではなくベンチャーも選択肢に入るようになって来ましたね。
大学中退の無学歴の私も当時はベンチャーにいて、高学歴の人間とデスクを並べていて、「学歴は関係なくなり、実力で勝負できる時代になるんだな」って実感した事を良く覚えています。
年功序列の時代、大学中退者は、その序列に並ぶ権利がありませんでした。だから「学歴を失う=負け組」直行。敗者復活戦もなし。そういう時代でした。
成果主義に移行し転職が当たり前に
年功序列は崩壊した今後の世界は、何かしらの序列はあったとしてもそこから「年功」という文字は外されています。
実力があれば誰でも横入りする事が可能です。
もちろん学歴は関係ありません。
ですから、新卒時代に入りたい企業に入れなかった人や、私のように大学中退者であっても実力次第では、その大企業の序列に横入りで並ぶ事ができます。
年功序列が崩壊するとどうなるか?
転職が今よりも当たり前になります。というか、既に転職は当たり前になりつつあります。
そして、新卒組と転職組の出世における差はなくなります。新卒でも実力が無ければ出世できず、実力ある転職組に先を越される時代になります。
日系大手の場合は、まだまだ、新卒入社でないとある一定以上は出世できない、って暗黙のルールが残っていたりしますが、そんなものは崩壊するカウントダウンが始まっています。
終身雇用が崩壊するとどうなるか?
日系大企業を代表するトヨタが終身雇用と辞めるよ、と言いはじめています。
定年まで安泰だと思って入社したのに、ある時解雇される可能性が出てくるって事です。
これは日系大企業に勤める人からすれば、とんでもない話です。
先ほども言ったとおり、年功序列は終身雇用が前提となるわけで、30代・40代以降で楽をする為に、若いときは安い給料で我慢してきた訳ですからね。
結果、このような流れになる事は間違いないです。
- 後で楽できるという保障が無くなる。
↓
- 若い時に安い月給で働く事に意味は無くなる。
↓
- 実力次第で多くもらえる会社が好まれる。
↓
- 自社の給料体系に不満があればその序列に並ぶのを辞めて、転職して他の企業へ行く
↓
- 転職を成功させるには、その会社だけでなく他でも通用する真の実力が必要
↓
- 「転職が当たり前の時代 = 実力主義の時代」の到来
求職者が多く集まる企業側からすれば、多くの応募の中から、真に実力がある人を選別して採用したい、って事になるわけですから。
転職には一定のリスクがあり、大企業から転職はネガティブになりがち
となると、これからは大転職時代が到来し「誰もが転職してキャリアアップ=勝ち組」となるのか?と言うと、急にはそうならないです。
転職には一定のリスクがあるからです。転職して失敗したという話は、後を絶ちません。
だから、大企業勤務者にとっては、そう簡単にホイホイと「転職しようぜ」、みたいな話にはならないんです。
そして、ここに大学中退者特有のメリットがあります。
大学中退者はだいたいどん底からのスタートです。言い方は悪すぎるのですが、転職で失敗したとしても、それ以上悪くならない。転職前と比べて絶望的に悪い状態になるって考えにくいんです。
つまり、「ぶっちゃけ失うものが無いから転職へのハードルが低い」んです。
と言うか、スタート地点が低いから、転職してキャリアアップ・収入アップしていかないと、どうにもならないんです・・・。
一方で、新卒でそれなりの企業に入社していた場合、この転職リスクは軽視できるものではないです。
小学生から15年くらい勉強し続けて積み上げて来た学歴の先で手にした大企業。それを手放して転職した結果、「失敗した・・・」って事になれば、そのダメージは計りしれないんです。人生を左右するくらいのインパクトがあると感じてしまいますよね。
だから、大企業からの転職をネガティブに考える人は本当に多い。現状の仕事や待遇に不満があっても、なかなか手放さないですね。
ちょっとだけ脱線しますが・・・
それって年功序列・終身雇用の前提があったからで、今我慢したとしても、将来は何も保障されていない、と言う時代に突入するわけですが、人間の意識はそう簡単には変える事はできない。
特に、大企業で我慢して働いて来てしまった30歳~45歳くらいの人は、これから旨みを刈り取る時なのに、今までの我慢がようやく実る時なのに・・・って思ってしまう。
時代の変化に取り残されるリスクよりも、積み上げて来たものを手放すリスクの方を許容する事ができない。
きっとこの世代は、年功序列・終身雇用崩壊により、大きな被害を被る世代になるだろうな、と思います。
話をまとめると、
時代の流れは転職をも前提としたキャリア設計が必要になるが、大企業である程度働いた人には転職のリスクが無視できずネガティブである。しかし、最初から失うものが無い大学中退者はむしろ転職を駆使しながらキャリアと収入をアップしていくしかないので、この時代に流れにあっている言えます。
やっぱり、学歴は不要なのでは?
ここまで話すと、「成果主義で実力がものを言う世界ならやっぱり学歴は不要なのでは?」って思うかもですね。
しかし、それでも学歴はあった方が絶対に有利なのは変わりません。
- 低学歴だと、その実力をつける環境さえ手に入らない。
- 能力と努力が同じであれば、スタート地点が高い高学歴が圧倒的に有利。
実力主義で勝負する実力をどうやって付けるつもりですか?って話になります。
あなたが何かしらの天才で、既に何かの能力でそのあたりのエリートサラリーマンを上回っているなら話は別ですが、恐らく1万人に1人もいないでしょう。
ほぼ全ての人は社会に出て仕事を覚えて経験を積む事で実力をつけて行く事になりますが、間違いなく、高学歴で大企業・一流企業に入った方が、そのようなチャンスは与えられます。
一例ですが、私が所属する大手の外資系IT企業では、1年目の終わりくらいから、下請け企業のベテランエンジニアを使う立場になります。ベテランエンジニアの方が10年も歳上だったりしますが、そうやって若いうちからマネジメントやリーダーの経験を積ませます。
また、上司・先輩に、とんでもなく仕事ができて目標とできる人がゴロゴロいます。優秀な同僚も多く、切磋琢磨しながら実力を蓄えて行く事が出来ます。
そして、スタート地点が高い方が到達地点も高いんです。
確かに大学中退でも努力次第ではどうにでもなりますが、もし生まれ持った能力が同じで、努力量も同じであれば、スタート地点が高い、高学歴の人間には勝てません。
それは、現在の所属する大手企業に転職して、思い知らされました。
自分で言うもの何ですが、私はそこらへんにいる大半の人々よりも遥かに努力をしてきたつもりです。
しかし、新卒で現職の会社に入り20年努力して来たであろう同年代の中で出世組は、私よりも遥かに高いところに到達しています。
これは、スタート地点の違い、と言うどうしようもない差は埋められないって事だと思っています。
まとめ:学歴ってぶっちゃけ必要なの?【大学中退者から見た”学歴”のリアル】
この記事もそろそろ終わりとなります。ここまでを軽く振り返ります。
この記事の結論
経済的な理由などで辞めざるを得ない、人間関係やその他理由でこれ以上大学を続けたら欝にでもなる、と言うような人以外は、大学は卒業すべきです。
ツイッターのDMから年間50人くらいの方々から、キャリアに関するご相談をお受けしてきました。
その中には大学中退を考える人、実際に大学中退した人からご相談も多いですが、「大学は卒業すべき」という私のスタンスにびっくりされる人も多いです。
この記事でもお伝えした通りで、時代の風向きは、大学中退者にとっては追い風と言えなくもないです。
SNSやネットで目立っているインフルエンサーやYoutuberなどを見ていると、「学歴なんて関係ない。やりたい事をやって生きれる時代になった」って、感じると思います。
確かに、一昔前はそんな事は不可能でしたので、時代は変わったと言えばその通りです。
それでも大学は卒業しておくべきです。
この記事でも散々言いましたが、今後は間違いなく実力主義・成果主義の時代になります。
それは言い換えると、今までは本当の実力が無くても、会社にしがみついてさえいれば何とかなった。食いっぱぐれる事は無かった。家族を路頭に迷わせるような事は無かった。そいう時代でした。
しかし、実力主義・世界主義の時代は甘くないです。むしろ、今までよりも厳しい世界になります。敗者は徹底的に敗者になります。
今後、日本も欧米のように貧富の差が広がると思っています。と言いますが、既にその兆候は現れていて、日本も6人に1人は貧困層と言う話は聞いた事があると思います。勝手な予想ですが、10年後もしかしたら日本にスラム街が出来るかもしれません。
この実力主義・成果主義の時代を生き抜く為には、1つでも多くの武器を持っておくべきです。
学歴は間違いなくその武器の1つです。だから、持てる武器を捨てて、わざわざ人生を不利にする必要なんてないんです。
私の結論は「大学しても人生諦める必要はない時代になった。しかし学歴があった方が圧倒的に有利なのは変わらない」です。
今日はここまでとなります。
この記事であなたの学歴に関する疑問や悩みや不安が解消されれば、と心から思っております。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
大学中退後の人生12の真実*目次
「大学中退後の人生12の真実」トップへ
-
大学中退してよかった?後悔している?【大学中退12の真実:人生の岐路に立つあなたへ】
続きを見る
» 大学中退してよかった?後悔している?【大学中退12の真実:人生の岐路に立つあなたへ】